40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

修道院の断食 01 断食はあなたを自由にする

2011年に「修道院の断食」(創元社)が出版されました。

日本では断食入門書の大半が、ヒンズー教=ヨガ関連をベースにしたものが多いのですが、断食の本流は、実はキリスト教なのです。

そのことを書いた本は、日本ではこの本しかないので、連載で紹介していきましょう。

 

まずキリスト教徒は全世界の30%を占めていますが、ベースは、ユダヤ教(断食民族ユダヤ人=ユダヤ教)です。

その上にイエス・キリスト教によって教会が誕生しました。

それから2000年間、カトリック修道院では、断食が守られてきました。

その修道院で、断食体験をしたドイツの雑誌編集長、ベルンハルト・ミュラーさんの断食体験記です。

修道院はドイツ・聖ベネディクト会(男子の修道院)です。

ミュラーさんを案内された神父は、「断食をすると日常の習慣というしがらみから自由になれますよ。そして断食をすると、あなたはご自分という存在が、はっきりとお分かりになるでしょう。断食というのは、ただ何も食べないというだけではなく、もっとずっと実り多い体験なのです」と語られたというのです。

そうです。生活習慣、食習慣をまず断食でリセットして、解放され、自由になることができるのが断食の本質なのです。

 

あらゆる心やからだの縄目から解放してくれる断食を体験したミュラーさんの貴重な体験的な言葉を紹介しましょう。

「断食はパラドックスそのものを、つまり相反するものを内にかかえている。喪失することで獲得し、減少によって得るものが増える。より少ないことがより大きくなる。あらゆる時代を通じて、多くは儀式の形をとって行われてきた禁欲の行為は、人類遺産のなかでも欠かすことのできない知恵のひとつである。その禁欲の関門を通るとき、人間は新たなる力を手にするのだ。」事実、断食はユダヤ民族の基本で今もユダヤ教では厳守されています。

彼らは3つのことを何よりも大事としてきました。断食と掟(律法)と施しです。

そして聖書のレビ記にもとづいて週2回の断食をします。

 

また、ユダヤ教徒の読む旧約聖書では断食のことが頻繁に出て来ます。

まずモーゼはシナイ山で神の掟である十戒を与えられために40日断食をしました。

そして世界で初めての律法が与えられました。

また預言者ヨナは異国ニネベの町に差し迫った神の裁きが来ないように住民に断食をするように説いてまわり、回避させた記録も書かれています。

また、預言者エリヤもシナイ山のふもとで40日断食をして新たな力を受けたことが書かれています。

 

イスラエル最大の王、ダビデは、息子が危篤の時に断食をしました。

タルムードには、「祈っても願いが聞き入れられない時は、断食を始めなければならない」とされています。

 

さらに新約聖書には、イエス・キリストが、公の生涯を始める前に砂漠で40日断食をされたことが2つの福音書に詳しく書かれています。

世界三大宗教も断食で開始されたもので、イエス・キリストの荒れ野の試みしかり、マホメット仏陀も厳しい断食をして悟りを開いて、イスラム教、仏教が誕生しました。