断食救人類の書
オバマ大統領は、極め付きの超少食(=半断食)でしたので、 その政権下でアメリカ農務省(USDA)が出した20年ぶりの全く新しいタイプの食事バランスガイド 「ChooseMyPlate」を読んで驚きました。 これを正真正銘、実践したらまさにオバマ大統領並の超少…
断食救人類の書」などと古めかしい、大げさなタイトルで こうして昨年3月31日から数えて、ちょうど今日で300回目を迎えました。 このタイトルには深い意味があったのです。 それは私の人生を変えたのが小谷純一著「愛農救人類の書」だったのですが、 …
「健康しが」のパンフレットに書かれていないものは何かです。 私が滋賀県高島市に来て1年半なので正解ではないかも知れませんが、 その中で長寿の秘密を考察してみました。 1・琵琶湖という自然環境 琵琶湖は今、県庁のすべてのパンフレットも「Mosher La…
昨年の3月31日から「断食救人類の書」を書いて来ましたが、300回をもって終了します。 それまで40回にわたってコルナロ語録を書いてきました。 そしてコルナロ会発足となりました。 藤樹の宿の利用者は、同時にコルナロ会会員ということになります。 …
本年中には「一般社団法人・日本少食ファスティング協会」 (以下、JⅬEFAと略)を設立します。 このために4月には設立準備に入ります。 今回、300回にわたる「断食救人類の書」を書いてきましたが、 これを連載してきた目的はこのJⅬEFAを一般社団…
少食ファスティングを藤樹の宿から帰っても継続できる最大の秘訣は家族です。 特に夫婦の場合、理想的には藤樹の宿にファスティング体験に一緒に来ていただくことです。 昨年、2号館となる「藤樹の宿・男性専科」のオープンで、 夫婦の来会者が増えてきまし…
日本にマクガバンレポートを本格的に紹介した今村さんは、 健康と新しい医学を考える上で最高の原典だと指摘しています。 このレポートが出る数年前ですが、ニクソン大統領は、 国家的プロジェクトとして「ガン撲滅計画」をスタートさせ、 巨額の研究費を国…
「マクガバンレポート」で 「生活習慣病は、肉食中心の誤った食生活がもたらした《食原病》であり、薬では治らない。 われわれはこの事実を率直に認めて、すぐさま食事の内容を改善する必要がある」として、 7項目の食事改善の指針を打ち出しました。 その…
「和食」が登録された世界遺産は、正式には「ユネスコ無形文化遺産」という名前です。 登録された「ユネスコ無形文化遺産」には、民俗芸能や祭り、伝統技術があります。 登録対象が「食」の分野まで拡大されたのは、2010年でした。 これまでに世界遺産に登録…
日本は宗教としての食事の戒律はありませんが、 伝統としての和食が5年前に日本人の伝統的な食文化」が ユネスコ無形文化遺産に登録されました。 農林水産省のホームページから引用します。 南北に長く、四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、 そこ…
東京オリンピック開催でハラルフードがこの数年、大変注目されてきました。 まずハラルフードとは、イスラムの教えで食べてよいとされる食べ物です。 イスラム教では生活全般において戒律があり、 食べ物に関しても「食べてよいもの」と「食べてはいけないも…
寺島さんは、ジェロントロジーに生きる大きな秘訣は宗教にあると見ておられます。 少食ファスティングでも食の戒律、戒めを明確しているのはやはり世界三大宗教なのです。 日本では仏教伝来は朝鮮半島からでしたが、 そこから入ってきたのは食を戒める動物の…
少食ファスティングを継続するコツは、 自分の生き方そのものを確立することです。 そして後世に何を残していくかです。 後世にお金だけ残して争いを残すような生き方ではなく、 どう生きるかの目標設定です。 今、高齢者の急増で定年を65歳または 70歳…
少食健康法を58年間、唱え続けられた甲田光雄医師は、 「断食・少食健康法」で、 「(当院で厳しい少食をある期間実行し、その少食にも慣れてくると、 もはやそれが特殊な食生活であるという観念が薄れてきます。 まさに少食に病なしで、それが終生の習慣…
少食ファスティングを継続し日常化していくならば、病気をしなくなり、 助かるのは病院にいかなくてもいいことです。 京都大学医学部で学ぶ大学院生がネットで次のように書いておられます。 数年前、私は父の付き添いで日赤系の大きな病院に行きました(大し…
少食の最大メリットは、食費が相当、浮くという事実です。 少食は 1・回数を減らすこと 2・量を減らすこと の2通りです。 この点からみると便利なのは回数を減らして、1日1食にする方法でしょう。 2食食べないと2食分の食費は完璧に節約できます。 そ…
少食の生活にしますと最大の効果は3つあります。 1・時間の節約 2・食費の節約 3・病院に行かない節約 まず、食べるために私たちは相当の時間を使っています。 外食とかコンビニ食ならば手間は必要ないのですが、 自分で料理をする場合はどうでしょうか…
コルナロ語録は今回で終了します。 95歳になってもコルナロは健康に関する本を書いています。 日本でもジェロントロジーが言われています。 人生100年時代を見据えたライフプランの再構築が必要ですが、 コルナロはそのお手本なのです。コルナロの言葉…
食を制する思想の大家がコルナロです。 再び、コルナロの言葉に耳を傾けましょう。 今こそコルナロのすすめに従うことが必要な時代だからです。 若者たちは、まだ経験が浅いので過度な期待を抱き、向こう見ずで、何事にも自分の体力を過信している。 また様…
コルナロは人生の終わりとその後のことを明確に見ていたからこそ 食を制する生き方ができたのです。 しかし、今日も然りでそうでない場合が圧倒的に多いのです。 コルナロはこのように語っています。 国家、民衆を導く指導者、聖職者、哲学者、文学者、科学…
コルナロ語録はヨーロッパで最も読まれたといわれています。 それゆえにコルナロはイタリア人としては、 ヨーロッパでは最も有名な人物となり、 同時代のレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロよりもはるかに知られた人物でした。 コルナロが83歳にな…
超少食を生涯、貫き102歳で預言していたように 自然死で天に召されたコルナロ伯爵のことは このブログで「無病法」を詳しく紹介しました。 コルナロはなぜ少食に徹したのかをもう一度、復習してみましょう。 まず彼が超少食に至ったのは次の文章が明らか…
チャイナ・プロジェクト(チャイナスタディ)は、 動物性たんぱく質(肉、乳製品、卵等)こそ発がん物質そのものだと 近代栄養学を全面否定したのです。 全カロリーでたんぱく質群が20%を超えると初期のがん発症は5倍に増加し、 5%以内の低たんぱく群…
Mレポートが公表されてから数年後、 チャイナ・プロジェクト(チャイナスタディとも呼ばれた)が開始され、 アメリカ、英国、中国の研究チームが中国全土で10年間にわたり 栄養、健康調査を行いニュヨークタイムズは高く評したその結果は、 「動物性たん…
Mレポートは、アメリカ国民に向けて「ダイエットガイド」を発表しました。 その序文に 「アメリカは健康飢餓大国になってしまった。 その理由は、実に単純である。 つまりこの半世紀の間に知らないうちに最悪の食事になったからだ。 それに気づかなかったの…
日本よりも遥かに大国であったアメリカは 病気大国として深刻な医療費の増加で国家破産もあり得るとの危機感から、 カーター大統領が1975年にアメリカ上院栄養問題特別委員会を立ち上げ、 委員長は次期アメリカ大統領候補であった上院院長のマクガバンでした…
日本はこの結果、どのようなことが起こったのか。 このような一文があります。 「日本人はハンバーガーとフライドポテトとコカコーラーを飲食するようになったけれども 金髪になったわけでもなく、ただ生み出されたのは肥満である。 かつての日本には肥満は…
日本を狂わした肉食文化の導入について、このブログでは、 昨年の7月24日から「ファスティング(断食)で救国」というカテゴリーで 31回、連載しています。 日本が太平洋戦争に敗北して、アメリカに無条件降伏した日から、 今日まで完璧にアメリカに餌…
現在の日本の食生活は少食とは真逆の美食、飽食、過食、グルメ王国と化しています。 そしてすべて肉中心のメニューとなっています。 1960年(昭和35)で1人当たりの食肉(牛肉・豚肉・鶏肉)消費量はわずか3kgでしたが、 2016年では、10倍の31.4kg…
人口増加、環境負荷、経済成長、高齢化、若年層の急増、 そして経済のグローバリゼーションでこの数十年は、 これまでかつてない規模の世界的な人口移動をもたらすでしょう。 そうして移民は少子高齢化と社会保障費の膨張の歯止めになる可能性もあります。 …