発酵食・発酵薬膳
玄米はどうして身体にいいのか。「玄米は身体にいい」 ということはなんとなく知っているけれど、 どうして身体にいいのか、あらためて聞かれるとよくわからない人も多いのでは。 そこで、医学的・栄養学的なデータに基づいて、 玄米食がよい理由をまとめま…
全粒粉とは、小麦の粉を表皮も含めてすべて挽いたもの。 読み方は「ぜんりゅうふん」で、 英語では”whole wheat flour”と呼ばれます。 実は、一般的な白い小麦粉は小麦の「胚乳」部分だけを挽いたもの。 玄米と白米の違いを思い浮かべていただくとわかりやす…
ターメリックは、生姜科の植物の根茎です。 商品として出回っているのは、乾燥後に粉砕されたパウダー状のものが一般的。 色は鮮やかな黄色をしています。 カレー料理の黄色もこのターメリックからきているものです。 ターメリックの原産地は、インドなどの…
ちょっと一息ティータイム、みなさんは ]毎日どのようなお茶の種類を何杯くらいお飲みになっていますか。 緑茶、ウーロン茶、紅茶、ジャスミン茶、蓮茶、ハーブティー、柿の葉茶、 麦茶、ほうじ茶、甜茶、蕎麦茶、黒豆茶などなど。 この他にも、たくさんの種…
タマネギの起源は諸説ありますが、現在のイラン周辺というのが一般的な説です。 その起源は相当古く、その後の栽培されたタマネギの記録でも 紀元前にまでさかのぼります。 しかも、ピラミッドを作る肉体労働者に配られていたとは、 当時からすでにタマネギ…
ちょっと一息ティータイム、 みなさんは毎日どのようなお茶の種類を何杯くらいお飲みになっていますか。 緑茶、ウーロン茶、紅茶、ジャスミン茶、蓮茶、ハーブティー、柿の葉茶、麦茶、 ほうじ茶、甜茶、蕎麦茶、黒豆茶などなど。 この他にも、たくさんの種…
セリ科の一年草または二年草(越年草)。 ヨーロッパから地中海沿岸の原産といわれ、改良品種が栽培されています。 葉、茎、実の部分を食用にでき、独特の強い香りがあります。 古代ローマ・ギリシャ時代(紀元前8世紀)から香料や薬草として使われ、 食用に…
オタネニンジンの属名「Panax」はギリシャ語で 「すべてを治療する万能薬」という意味です。 江戸時代、徳川吉宗が国内での栽培を奨励して ニンジンの種子を各藩に分け与えたことから、 オタネニンジン(御種人参)の名がつきました。 ニンジンの代用品とし…
熱帯アジアが原産説ですが、野生のショウガが発見されたことがないため ショウガの原産地は厳密にはいまだに不確定なのです。 インドでは紀元前300 - 500年前にはすでに保存食や医薬品として使われ、 中国でも論語の郷党編の中で孔子の食生活にはじかみの記…
世界の最長寿国になった日本。 この要因の一つとして注目されるのが、栄養バランスの良い日本食です。 日本人は古くから、米、魚、大豆などを食べ続けており、 大豆をうまく食生活に取り入れてきたことも、 現在の長寿につながっていると考えられます。 大豆…
デザイナーフーズ・ピラミッドの上位だけを紹介していきます。 1位・にんにく 2位・キャベツ、甘草(リコリス )、大豆、ショウガ、セリ科の植物(ニンジン、セロリ、パースニップ ) 3位・タマネギ、お茶、ウコン(ターメリック)、玄米、全粒小麦、亜麻…
日本よりも早くからがんの死亡率が増加して深刻な問題となっていたアメリカ。 がんについての研究も先行していて、 食べものとの因果関係についてもさまざまな調査が行われてきました。 それにより、1980年にはアメリカ国立がん研究所が、 「どうやら野菜や…
日本のガン治療の大半は、三大治療で対応されています。 手術(外科治療)・抗がん剤治療(薬物療法)・放射線治療です。 これらは、いずれも外部からの力でがん細胞を排除しようとする治療法です。 この外部からの治療の際には、 正常な細胞までも傷を受け…
2・飲酒 飲酒をすると、口腔がん・咽頭がん・喉頭こうとうがん・食道がんなどの リスクが高まることが分かっています。 また、喫煙も飲酒もしている人の場合、相互作用が起こり、 食道がんをはじめとするがん全体の発症リスクが高まるといわれています。 特…
私の身近な人がガンになり、愛知ガンセンターの医師に聞いたら、 即座に「わかならないのですよ」が答えでした。 同じくガン保険でトップのアフラックのサイトには 「がんはどうしてできるの?」というお客さんの質問に 下記のように答えています。 答え:実…
2021年のデータによると、 日本人の死因は「悪性新生物(がん)」「心疾患」「老衰」が上位3位で、 全体の半分以上を占めています。 2021年、がんで亡くなった人数は38万1,497人。 死亡率にすると26.5%です。 つまり、日本人の3〜4人に1人ががんが原因で亡…
悪玉菌が増殖するのは、前回に挙げた1~5の他にも 食品添加物も5と同じような問題がしてきされています。 これらに加えて指摘されているのが「便秘」です。 共通の便秘の定義というものはありませんが、 日本内科学会では「3日以上排便がない状態、または…
んぱく質や脂質をエサに増える悪玉菌は、 加齢による免疫機能の低下や私たちが毎日食べるものの影響を受けて増え続けます。 1・肉を中心としたタンパク質や脂質の多い欧米型の食生活を続けていると、 体に吸収されなかったタンパク質が悪玉菌によって有害物…
ハウス食品の健康サイトに 「なぜ、腸内に悪玉菌が増えるとダメなのか?」 という項目がありますので紹介します。 腸内細菌は大きく善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3グループに分けられます。 悪玉菌は身体にとって悪い影響を及ぼす細菌ですが、 腸内に悪玉菌が増…
さて、「免疫ができた」というときの主人公は、獲得免疫システムです。 主役は血液中を流れる白血球の一種のリンパ球です。 リンパ球にはTリンパ球とBリンパ球の2種類があります。 はしかウイルスに対する戦いでも水ぼうそうウイルスに対する戦いでも、 戦…
現在、新型コロナウイルス感染症は、第7波が猛威を振るっていますが、 この感染症の死者は高齢者や基礎疾患がある方々が重症化しています。 今日まで、全世界的に大きな社会問題となっていますが、 人類発症から今日までたえずこのようなウイルス感染症と闘…
乳に凝乳酵素や有機酸を加えるか、 または加熱して乳中のタンパク質を凝固させたのち、 布などで水分(ホエイwheyまたは乳清という。 乳糖、灰分および少量のタンパク質を含む白濁した帯黄色の液体)を除去したもの。 ホエイを除去したのちのタンパク質を主…
ヨーグルトをはじめとする発酵乳の歴史は古く、 5000~6000年前のエジプトの壁画にも、それに関する記述があります。 日本にヨーグルトが伝わったのは奈良時代で、 当時の「酪(らく)」という食品が、ヨーグルトにあたるとされています。 ただ、ヨーグルトが…
赤ワインにはさまざまな健康効果があるとされています。 もちろん、適量を守って——ではありますが。 1989年に世界保健機構(WHO)のMONICAによって報告された、 「アジアに比べ、動物性脂肪を多く接種する食習慣のある欧米において 冠動脈疾患による死亡率が高…
塩辛は、魚介類の身や内臓などを加熱すること無く塩漬けにし、 素材自体の持つ酵素及び微生物によって発酵させ、 高濃度の食塩により保存性を高めた発酵食品です。 食味改善や保存性向上の目的で副材料 (発酵を促進するために麹、保存性を高める為に 日本酒…
米に麹を加えて糖化させ、それを酵母で発酵させてつくられる日本酒は、 米を主食とする日本民族の伝統酒です。日本古語では「酒々(ささ)」、 仏教僧侶の隠語で「般若湯(はんにゃとう)」、江戸時代には「きちがい水」 という別称もあリました。 アメリカ…
焼酎に米麹と蒸した糯米を混ぜ、数か月間置いて糯米を糖化させ、 圧搾してつくる甘い酒のことです。 黄色透明で粘りがあります。アルコール濃度は13~22%。 そのままあるいは屠蘇(とそ)酒として飲用しますが、 おもに調理に用いられていられています。 中国…
日本で最も重要な調味料の一つで、日本独特のものです。 大豆と小麦を原料としてつくった醤油麹に濃厚な食塩水を加えて仕込み、 約1年間熟成発酵させたものをしぼってつくります。 この間に酵母,麹菌,乳酸菌などが作用し、醤油独特の香気とうまみが醸成さ…
漬物の種類としては貯蔵期間別、副材料別、国別などに分類することができます。 貯蔵期間による分類では、即席漬け、当座漬け、保存漬けに分けます。 即席漬けは早漬けともいい、1~2日のうちにできるものをさします。 半日くらいで漬け上がるものを一夜漬け…
漬物は主として塩漬け発酵が行われますが、 これは、組織から余分の水分を出して腐敗を防ぐとともに、 組織の中に含まれている酵素を利用し、 さらに微生物の繁殖を食塩濃度で押さえ、乳酸菌など、 有用な菌が繁殖するようにするためです。 野菜類はその中に…