40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ファスティング(断食)と生活習慣病

10年前の調査になりますが、健康診断で9割の方が何らかの異常があり、一番多かったのは、肝機能異常(肝脂肪、アルコール性肝障害など)、高脂血症、肥満、腎臓、膀胱疾患、高血圧と続き、中でも高脂血症は、日本人の1/4、3000万人以上。

また、BMI(体格指数)で25以上の肥満が、15歳以上で男性の26%、女性の21%。糖尿病、またそう疑われる人は、約1600万人といわれます。

 

日本で増加しているガン(悪性新生物)、心疾患、脳出血など三大疾患は、その原因が、肥満、高脂血症高血糖(糖尿病)、高血圧で、これらの病気の大半が、血液中のコレストロール中性脂肪、糖分、塩分、タンパク質の過剰がもたらす病気ばかりです。

これはまさに食べ過ぎが原因ということになります。

中でも日本人の死因の30%を占めるガンは典型的な食べ過ぎ病の現れなのです。

1970年からガンが死因のトップになりましたが、それはまさにゴジラのように現れた悪性新生物で、食べ過ぎ病気ともいわれます。

 

今から82年前にマッケイ医学博士が、低栄養が動物の寿命を延ばし、腫瘍を抑える研究を発表されてから、欧米の栄養学では、食べる量の抑制とカロリーセーブが数々の臓器の腫瘍形成を抑えることが数多く証明されています。

 

ドイツのガン専門学者であるイセルス博士は、「食べたいだけの量の食物を与えられて育ったネズミは、2日置きに断食させられたネズミよりは、自然発生するガンが5・3倍も高い」とあり、低カロリーにすれば、免疫力が十分に保たれ、ガンの自然発生の時期も遅れるということを語っておられます。

 

また、今から20年前には、ニューヨークのマウントサイナイ医科大学の研究で、満腹食のネズミに放射能を照射したグループと腹五分の空腹ネズミグループに同量の放射能を照射したところ、空腹ネズミグループは、満腹ネズミに比べ、わずか0.7%しか発ガンしなかったという研究から、少食や低カロリーが発がんを防ぎ、逆に過食、飽食の食べ過ぎが発ガンを促進し、ガンを悪化していることが証明されています。

 

ガン細胞は栄養がたくさんあればあるほど増殖しますので、栄養を送らなければ死滅するわけです。

つまり断食または少食して、適正な栄養管理の食事(適食)生活をすれば、ガンという悪性新生物は、自分のからだにはできない、産まれないということになります。

定期的な断食、日ごろの食生活を少食にして、カロリーをセーブする食習慣にしていくような食生活の指導も断食施設の大きな責務なのです。