断食普及活動をして23年になりますが、お話しする方の大半は、1日3食信仰が相当強くて、「朝ごはんを食べないと勉強できないぞ、親に言われて育ったのだし、学校でも教えられてきた。だから朝ごはんを抜くとは、とんでもないことだ」とお叱りまで受けてしまう状態でした。
このような朝ごはんは食べなければならないという洗脳の呪縛をまず解くことから始めなければならないし、何故、そのようなことになったかを順序立てて話しますとまず100%の方が納得され、1日1食または2食にされ、しかも断食を繰り返されるファスティング・ライフに移行されます。
1日3食をきちんと食べる教育に洗脳したのは巨大な闇の勢力です。
医療、医薬品など39兆円に群がる医療マフィアと食品会社、そして農業ビジネス産業で、そこから宣伝広告をもらうマスコミ。
そして政治経済の癒着した構造で教育、産業までこぞって1日3食を唱えて、洗脳教育に励んできました。
しかし、このような巨大な勢力に立ち向かった医師もいました。
その一人が甲田光雄医師でしょう。
50年の断食専門の医院を開業され、1日1食または2食の少食断食を実践され、本を書き、難病患者の多くをそれで治して来られました。
「奇跡が起こる超少食」とか「少食の力」など100冊近い本を書いて来られ、甲田医院では、これで病気の治った体験集もたくさん出版されています。
しかし、このような実績が出ていても、日本の医学界が変わらないのは、やはり医療マフィアの支配でしょう。
甲田医師は朝ごはんをまず抜く1食抜きの少食をすすめておられますが、「断食・少食健康法」には次のような少食(半断食)実践の効用を次のように書いておられます。
1・少食で治病力が高まる
第一に挙げなければならないことは、体内にある自然治癒力が高まり、いろいろの病気が好転するということです。慢性胃腸病、慢性腸炎をはじめ、リューマチ、糖尿病、筋無力症等もみな難治性の病気です。
2・少食は長寿を約束する
世界の三大長寿村の一つ、南米のエクアドルにあるビルカバンバ村では、千人足らずの
人口の中で百歳を越える古老が9人もいるというのですが、彼らの食事内容を調べてみる
じつに少食かつ粗食だということです。
老人たちは1日1200カロリー前後の低カロリー食で、それも肉や卵などの美食ではありません。
食事内容の大半は小麦、トウモロコシ、馬鈴薯及びバナナにブドウといった穀菜果物食です。
しかも彼らは決して家の中で安静にしているわけではありません。
朝早くから激しい肉体労働に従事しているのです。
してみると、長寿の秘訣は少食で、しかも身体をよく動かすということが重要な条件であるといえそうです。
3・便通がよくなり宿便も排泄される
少食実行者の報告で興味深いと思われるのは便通と、便の量です。まず少食を実行し始めてしばらくすると、便通が以前よりずっとよくなってきたことを自覚するようになります。これは腸の蠕動運動が少食の結果として活発になってきたことを示しています。大飯を食べると、トコロテン式に便を押し出すことができるように錯覚している人もあるようですが、このような考え方からは少食で便通がよくなるという事実を理解することができないでしょう。しかし、少食で確かに便通がよくなるのです。反対に大食こそ便秘の原因です。このためついに宿便を大量腸管内にためてしまうことになり、それがいろいろな病気を惹き起こす因になるのです。
さあ、みなさん、藤樹の宿でまずからだをリセットしてから、少食に移行していきましょう。
私はそのお手伝いをするお仕事をしています。