病気をすればおそらく「しっかりした美味しいものを食べて、早く良くなって」と励ますと思います。
または「早く病院へ行って、処方されるクスリをしっかり飲んで美味しいものを食べて、良く寝てね」ということでしょう。
しかし、野生の動物は病気になったり、怪我をした時にどうするのでしょうか、知っておられますか。
まだ私が幼い時でした、家で飼っていた愛犬ポチ(当時は放し飼いがOKでした)が、野良犬の喧嘩して、大怪我をしましたが、家の庭に穴を掘り、土の中に怪我をした足を入れて、1週間、何も食べずに、静かに寝て癒されるのを待っていたのです。
動物たちはそれをよく知っていました。
何をでしょうか。
自然治癒力です。
動かず、食べず、寝てからだがいやされるのを待つ愛犬。
自然治癒力がもっとも働くのは、断食なのです。そのことを昨年、12月に急死された安保徹(元新潟大学教授)さんは、次のように語っています。
・・・奇跡が起こる「超少食」から・・・
少食を心がければ免疫力が高まり、病気にならない体に変わる。たくさん食べている人ほど病気になりやすい。体が元気だとマクロファージも元気。インターフェロンも出せるし、IL《インターロイキン》-12も出せる。そうして、みんな元気になるのです。マクロファージはウイルスをやっつけたり、いろいろな細菌をやっつけたりするだけでなく、栄養処理もやっています。ですから、栄養をたくさん摂取している人の場合、マクロファージがコレステロールなども処理して分解し、血管を掃除して、動脈硬化を防いでくれたりします。しかし、処理能力を超えるほど食べ続けると、マクロファージは泡沫《ほうまつ》細胞となって血管壁に沈着し、ついには動脈硬化を進めます。つまり、ごちそうをたらふく食べると、ただの栄養処理屋になってしまうのです。マクロファージの無駄遣いをしているわけで、すごくたくさん食べている人ほど、すぐ病気になるし、すぐ風邪をひくというわけなのです。マクロファージは過剰な栄養を摂《と》ったときには栄養処理に使われてしまうという考え方を持てば、超少食の方たちの話も理解しやすいと思います。実は、マクロファージはウイルスをやっつけたり、いろいろな細菌をやっつけたりするだけでなく、栄養処理もやっています。ですから、栄養をたくさん摂取している人の場合、マクロファージがコレステロールなども処理して分解し、血管を掃除して、動脈硬化を防いでくれたりします。マクロファージがウイルスをやっつけてくれることは多くの方がご存知かと思います。その他にコレステロールなども分解してくれていたとは知りませんでした。なので、食べすぎやコレステロールの多い肉食をしている人はマクロファージが栄養処理に使われているので、本来のウイルスをやっつける方まで手が廻らないことになるそうです。つまり風邪や病気になりやすい人ということです。また、マクロファージが多い人を元気な人と言われています。食べすぎや肉食の人は元気がないということになります。焼き肉を食べても元気にはならないと言うことです。これからは、元気になるために断食しようです。そうなのでファスティング・断食だけがすべての病気を吹っ飛ばすのです。