40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

発酵薬膳ファスティングの基礎 02 酵素絶対主義は断食にかなり危険

最近できた大規模なファスティング施設のサイトを見て驚きました。

1日、750ccの酵素ジュースを必ず2本を飲むようにいう内容でした。

確かに施設としては、これだけブームの酵素ジュースなので、断食に有効ということで使用されておられるのでしょう。

しかし、そもそも酵素ジュースの酵素は実態があるものなのでしょうか。

 

酵素が不足してからだの中で働くということは果たしてほんとうのことなのか基本的なことが無視されて、ファスティングに用いられることは極めて危険です。

ファスティングは、水だけの本断食が基本ですが、それだけではからだが維持できない場合もあり、維持できるものとして、10年ぐらい前から、酵素ジュースが注目されるようになりましたが、維持するために酵素ジュースだけでよいのかは、私は大きな疑問を持っていました。

それは酵素の性質ですが、食物から取り入れた酵素が体の中で働くかどうかは、環境が合っているかで、その環境にファスティングも適合はしますが、絶対ではありません。

 

ファスティングのメカニズムを調べたら分かりますが、酵素よりも必要なのは、発酵食であり、玄米菜食などの少食半断食なのです。

酵素は実態のないものなので、酵素栄養学では、いきなり目に見えるものとして、酵素ジュース、サプリメント、生野菜、果物を摂って、酵素を補うということにかなり短絡的に走ってしまいます。

しかし、基本的なファスティングは、何も食べないということではなく、少食半断食をすることが安全で、かつ長続きすることなのです。

急激なファスティングでは、リバウンドがひどくて私自身が、これで何度も失敗をしてきました。

 

そもそも日本人の体力や食生活では、本断食はかなりからだに負担をかけてしまい、無理が生じます。

本断食してから、猛烈な食欲が襲いますが、これを止めることは自分自身では無理です。

食の誘惑は人類が始まって以来、誰も勝てないのです。

 

人類の最初とされるアダムとイブは、悪魔の誘惑に負けましたが、それは美味しい食べ物でした。

悪魔は「それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなる」と誘いました。

それは人類が最初に犯した罪だったのです。

この食べ物を食べればという誘惑は、毎日の私たちの誘惑ではありませんか。

このような誘惑に勝てる方法はありますか。通常では勝てません。

 

私が23年間、調べた結果、勝てる方法はたった一つだと分かりました。

修道院の断食の領域にいくしかないことを。

これは私のブログ「修道院の断食」を読んでいただきたいと思います。

「藤樹の宿」では、「修道院の断食」のようなレベルの高いところをめざしています。

この領域にいくために、発酵薬膳ファスティングが生み出されたのです。