今後、本格派の発酵薬膳メニューを提供するカフェも準備していますが、時間と手間も費用もかかりますので、一日5食の限定食とする予定です。
私たちのカフェでは発酵薬膳メニューを提供しますが、その時限りで来店していただいていいのですが、やはり一番、効果のあるのは、ファスティングなのです。
断食ではありません。
ファスティングの英語の意味は「からだをしっかりさせる、元気にする」意味が込められていますので、「発酵薬膳ファスティング」は発酵薬膳を食べながら、からだをしっかりさせる、元気にする健康法と理解していただければいいのです。
ですから、まずファスティング経験をしていただければ、からだもこころもすべてリセットできます。
そしてファスティング後は、その方に合った食事プログラムを組ませていただきますので、そのプログラムを実施していただければ、確実にダイエットは可能ですし、減量した体重を維持できます。
そしてからだの健康管理を生涯にわたって支えさせていただくようにします。
とにかくファスティングで発酵薬膳を食べていただくのには、大変、大きな効果があります。
ファスティングだと提供した料理すべてが、からだに染みわたり、血となり肉となります。
そして食事は普段よりも遥かに美味しくいただくことができます。
私は何度も断食をしていますが、断食後の食事は、いかなる高価な料理よりも美味しいのです。
ゆえに断食こそ最高のグルメだと確信しています。
だから発酵薬膳ファスティングならば、かなりの少食になり、そこでからだをリセットし、それ以降の食事は超少食になりますので、いつもどのような質素や粗食であろうとも美味しく、感謝をもって食べることができるようになります。
とにかく食べ過ぎ、美食の結末は、病気であることを心に刻み込んでいただきたいのです。ユダヤの知恵者(世界トップの知恵者イスラエル王のソロモン(紀元前1011年頃 - 紀元前931年)が書き残した食に関する知恵の言葉をよく読んでいただきたいものです。(旧約聖書箴言、コヘレトから)
・肥えた牛を食べて憎み合うよりは、青菜の食事で愛し合う方がよい(箴15:17)
・あなたが食欲おうせいな人間なら、自分の喉にナイフを突きつけたも同じだ(箴23:2)
・蜂蜜を食べ過ぎればうまさは失われる。名誉を追い求めれば名誉は失われる(箴25:27)
・その一生の間、食べることさえ闇の中。悩み、患い、怒りは尽きない(コヘ5:16)
・人の労苦はすべて口のためだが、それでも食欲は満たされない(コヘ6:7)
(注)ソロモン王は、紀元前1011年頃 - 紀元前931年頃・古代イスラエルの第3代の王。父はダビデ)。
ソロモン王は、世界最高峰の知恵者で、権力も財産は限りなくあり、イスラエルで黄金時代を築きました。
何と妻700人、側室300人もいた超大富豪でしたが、コヘレトの言葉にこのような言葉を残しています。
「コヘレトは言う。なんという空しさ、なんという空しさ、すべては空しい。」世界一の知恵者で、紹介したような食の知恵を残してくれましたが、心は満たされなかったのです。ほんとうのファスティングは心も満たすものなのです。