フォイト栄養学は、肉食礼賛の大きな誤りに加え、カロリー理論の破たんという事実があります。しかし、日本ではこの2つのフォイト近代栄養学を一切、変更することなく、見事に継承しています。
フォイトが考えたカロリー理論というのは、人間のエネルギー源は、カロリーであると考えたことです。それが酸化して発生する熱エネルギーこそが、生命エネルギーの源だと仮説を立てました。
ほぼ、窯(ボイラー)で石炭を燃やすのと同じ発想です。食べた物が体内で、「燃えた」ときに発生するエネルギーをカロリーとして算出し、「必要熱量」としたのです。
栄養学ではカロリー至上主義になっていますが、これは完璧な間違いであることは証明されていますので、肉食礼賛と並ぶフォイト栄養学の二大破たんなのです。
人類は、少なくとも4段階のエネルギー供給システムが備わっているといわれています。
1段階:酸化エネルギー系(カロリー理論の根拠)
2段階:解糖エネルギー系(酸素不要、糖分解による)
3段階:核エネルギー系(元素転換、たとえばカリウム40がカルシウムに)
4段階:太陽エネルギー系(生命小体ソマチッド経路で増殖)
4段階は、自然医学界の重鎮、森下敬一博士が提唱されています。世界各地で、まったく食べずに長寿を保っている人の記録・報告がたくさんあり、日本でもそのような方が現実に存在しておられます。
するとその謎を解くのが、この第四の「生命の法則」なのです。この法則は、断食民族ユダヤ人がこのことを最も正しく把握していたのです。
「天はあなたのもの、地もあなたのもの。御自ら世界とそこに満ちるものの基を置き、北と南を創造されました。(詩89:12-13)」
「主はすべての国を超えて高くいまし主の栄光は天を超えて輝く(詩113:4)」
「英知をもって天を造った方に感謝せよ。慈しみはとこしえに。(詩136:5)」
これら詩編の作者は「生命の法則」の根源を知っていたのです。つまり天地万物を創造された方を知ることは創造された人に過ぎない者であることを自覚することなのです。
神が宇宙もこの世界も秩序あるものとして創造されたのです。フォイトのいう人間の側でその力を制限し、測定などできることなどあり得ないことをやってしまったわけです。
フォイトが天地創造の神を畏れるならば、絶対に出てこないカロリー理論が今も化け物のように闊歩するとはただ驚くばかりです。
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