私たちの住んでいる身の回りは環境汚染と毒素にまみれています。
主なものを挙げてみましょう。
まず環境毒素とは、英語でenvironmental toxinで、人為的な汚染物質が明白に含まれている環境中の様々な毒素を指しています。
私たちが日常的に曝されている環境毒素の脅威には、プラスチックとその他の化学物質、低脂肪ダイエットの台頭と砂糖まみれのローファット・バージョンのダイエット食品、猛毒カビ、薬の過剰使用、遺伝子組み換え食品(GMO)、電子磁界(EMFs)と携帯電話が挙げられます。
私たちは毎日これらのすべてを使ったり触れたりしているので、こうした環境毒素の脅威は一見大したことなさそうです。
飲み水などのペットボトルに使われるプラスチックは私たちの日常生活の一部になってしまっています。
私たちはローファット・ダイエットを行うように推奨され、砂糖がそれほど体に毒だとも考えず、GMOは世界の食糧危機をなくす救世主のように唱えられてきました。
携帯電話なくしては、生きてゆけぬ世の中です。
しかし、誰も携帯電話で通話する度に、私達の耳をマイクロウェーブにつっこんでいるようなものだとは、想像もつかないでしょう。
また、病院で処方されるクスリ、農薬汚染、食品添加物、水、空気と周囲の環境はすべて環境毒素です。
中でも見えない環境毒素で最近、問題とされているのが、新築住宅です。
大手ハウスメーカーの建材はすべて化学建材が使用されていますが、その建材やその他も出るVOC(揮発性有機化合物)がもたらすシックハウス症候群、化学物質過敏症などの健康被害です。
さらにその家庭で使用されている合成洗剤、シャンプー、整髪剤、化粧品などの経皮毒で、人の皮膚を通して、毒素が体内に入ります。
こうして環境毒素が体内にいったん入れば、なかなか外に出ないというのが、一般的にいわれていますが、甲田医師は、50年の断食指導の経験から、こうした環境毒素は、ファスティング(断食)で外に出すことができると実験結果も踏まえて断言しておられます。
神戸大学医学部の喜多村教授と共同研究され、「断食をすると、尿酸に大量のBHCが排出されることが分かった」というのです。
つまり断食で体脂肪がケトン体に分解され、内部によるBHCが排毒されたということです。
他にも野菜やクロレラなどをたくさん食べると排泄される研究結果も出ています。
「藤樹の宿」では、ファスティングは毒を出すナンバーワンといわれる玄米食と、新鮮な野菜を使用した発酵食を少量食べていただいて実施していますので、環境毒素はばっちり出しきれます。
ファスティング(断食)の効果を出すのには、最低1週間がベストです。