石原結實医師は、断食が宗教から始まり、医療に使われたのは、アラビアの医者ブン・シナーと書いておられますが、これは間違いです。
なぜならカトリックの修道院では、断食で修道士たちは信仰を深めましたが、さらに断食とハーブ(薬草)を用いて、修道院の教区内の信徒たちの医療と慈善活動をしていたからです。
自分たちの教区は、信仰共同体として、医療、教育、福祉(貧民救済)はごく自然に三位一体として、修道士指導のもとになされていたのです。
戦国時代の日本にもザヴィエル、ヴリャーノ神父たちもそのことを教えたので高槻、安土、そして大友宗麟の大分では、欧州のカトリック信仰共同体として医療、教育、福祉(貧民救済)が活発に行われていました。
しかし、この活動を最も恐れたのが、豊臣秀吉、そして天下を取った徳川政権でした。
まずカトリックを大弾圧し、中心人物、高山右近をマニラに追放し、神父も全員追放。
国内のカトリック信者は根絶やしにしてしまったのは、自分たちの政権が、このような共同体形成をされたら維持できないと直感したからです。
同じように仏教も骨抜きにするため檀家制度で保護し、政治活動をしないようにしました。
明治時代、今度はプロテストタントが入ってきましたが、教育だけに限定されました。
戦後、医療分野にも進出できましたが、規模は限定的です。
このように江戸幕府も明治政府も明らかに政治的要因で断食療法を取り入れた修道院を封じ込んで、断食を意図的に広がらないようにしてしまいました。
そして戦後も断食療法を実践した医師は数人だけです。
後はおかしな新興宗教者の一部が断食療法を実践しています。
日本の医師会も断食は政府にならい徹底無視です。
ゆえに日本で断食が、欧州のように国立断食療養所などは絶対にできないのです。
できるとすれば日本の修道院しかありませんが、そのような動きは聞いたことがありません。
これまた日本教のゆえです。
日本に断食療養所が不可能ならば、公に断食が認められるには、キリスト教がせめて創価学会並の勢力を獲得すればいいのですが、そのような力はとうてい日本のキリスト教会にはありません。
ゆえに日本国内でガンになれば自動的に手術、抗がん剤、放射線治療という日本独自の日本教システム医療で殺されていくしかないのです。
そのようなシステムから逃れたい方は、とにかく断食を一度、試みてください。
「藤樹の宿」では最も安全な断食を指導させていただきますから、ぜひ、お越しください。
ぜひファスティング(断食)の効果をお試し下さい。