プチ断食の入門書はたくさん出ています。
甲田光雄医師は、このプチ断食を少食健康法のベースにしておられます。
プチの定義は2泊3日のショート断食のことをいいます。
ただ2泊3日というのは断食施設に行ってしてください。
自宅でプチなら簡単にできると安易になめてかかれば、大変なことになりますので、要注意です。
私の23年間の経験でプチ断食期間ほど、重大な事故が多発していることを重ねて申し上げておきます。
酵素断食のサイトやブログを読みますと簡単に自宅でできるように酵素ジュースを売らんがために書かれていますが、あれほど無責任な文章はありません。
断食は命のやりとりということです。
聖書ではこのあたりを明確に指摘しています
・・・旧約聖書・エステル記4:16 「早速、スサにいるすべてのユダヤ人を集め、私のために三日三晩断食し、飲食を一切断ってください。私も女官たちと共に、同じように断食いたします。このようにしてから、定めに反することではありますが、私は王のもとに参ります。このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります。」・・・
とあります。この期間はちょうどプチ断食と同じ期間なのですが、ユダヤ民族が滅ぼされる運命を前に決死の断食を断行した記録です。
たとえ3日間の断食であろうとも王妃エステルの決意は「死ぬ覚悟」で断食に臨んだのです。
つまり断食は神を動かす命のやりとりだということが明白なのです。
これを安易に酵素販売だけのためのデタラメサイトでいかにもプチ断食は、酵素ジュースで可能だと書くのは、無責任もはなはだしいサイトと言わざるを得ません。
おそらくエステルのような断食をしたことがないからです。
また、滅亡を宣言されたアッシリヤ大帝国の首都ニネベに対しても、ユダヤ人預言者ヨナは
・・・(旧約聖書ヨナ書)3:4 ヨナはまず都に入り、一日分の距離を歩きながら叫び、そして言った。「あと四十日すれば、ニネベの都は滅びる。」 3:5 すると、ニネベの人々は神を信じ、断食を呼びかけ、身分の高い者も低い者も身に粗布をまとった。・・・
この断食期間は明確な日は書かれていませんがエステルと同じ3日間のプチ断食でしたが、ニネベの住民は全員、「粗布をまとった」とあるように神の前に徹底的に悔い改め、謙遜になったということです。
こうした徹底した断食をたとえ3日間であろうとも実行した結果が、滅びを免れたという聖書の記述です。
私たちは「藤樹の宿」では、たとえプチであっても発酵薬膳を少量ですが、必ず、食べていただいています。
それが最も安全だからです。
そして少食で長期期間かけて断食を継続していくことこそ、真のファスティングであると固く信じています。
「藤樹の宿」で、ファスティング(断食)の効果を体感してください。
お待ちしています。