先に述べましたように、ほんとうのファスティングは、私たちの心とからだにへばりついた縄目を解き放つのが大きな使命です。
どんなものに縛られているでしょうか。
まず第1に縛られているものは、食事の偽りの常識です。
大半が健康的だと勝手に判断している間違った食で自分を縛っていることです。
たとえばあの人の元気の秘密は、○○食を食べているからと聞けば、そのことを真似して、自分の食習慣として確立してしまうことなどです。
そして第2はからだにへばりついた宿便です。
分かっていても除去できない難敵です。
第3は世間体です。日本的うつ病の大半はこの世間体という人間関係の縛りです。
こうして心身ともがんじがらめに縛られてどうにもならなくなって、結果的に様々な病気を呼び込んでしまうのです。
このようなどうすることもできないようなみじめな自分を発見するのです。
6月にオープンした「藤樹の宿」には、こうした縄目でがんじがらめの方が来られます。
それをどのように時間をかけて問題をクローズアップさせて解き放つかが問われています。
「藤樹の宿」では、まず、来られたら個別でじつくりカウンセリングを実施します。
そしてファスティングの目的をお聞きし、記録いたします。
そして「藤樹の宿」のファスティングの基本方針をお話しいたします。
そして「藤樹の宿」に来られたら、ファスティングで問題解決を探ることにし、「藤樹の宿」の滞在期間で何ができるかを説明します。
また、「藤樹の宿」から帰宅してから、どのような食生活が可能かも話し合います。
その中で、どのような縄目に縛られているかが分かってきます。
中でもスピリチュアル(=霊的)な分野になりますと肉体的ファスティングだけでは解決できませんので、次のステップに行かざるを得ません。
それはスピリチュアルの分野での解放が必要となるからです。
そこにはヒーリング的な対処方法を用いなければなりません。
その意味では、ゴスペル・ファスティングの登場となります。
「藤樹の宿」では、ことこの分野に関して、他の断食施設とは大きな差別化が可能となります。
なぜならバイブル・ファスティングの視点から、徹底的に問題をクローズアップするからです。
ゴスペル・ファスティングの基礎は、バイブルです。
先般もある方に、このバイブル・ファスティングの学びをしっかりさせていただきました。