Gooヘルス
1・どんな病気
日本人を含め、アジア系の人種に多くみられます。
色素細胞に対して免疫反応が起こることが原因と考えられ、眼だけでなく、色素細胞がある脳、皮膚、毛髪、内耳などの組織も侵されるため、ぶどう膜・髄膜炎(ずいまくえん)症候群とも呼ばれています。
2・ 原因は
どうして色素細胞に対する免疫反応が起こるのかは、わかっていません。
遺伝的素因が関係しているといわれており、白血球の血液型にあたる組織適合抗原(HLA)のなかの特定の型(DR4やDR53)が深く関わっているといわれています。
3・症状
発熱、のどの痛みなどのかぜのような症状、耳鳴り、難聴、めまい、頭痛などが先に現れることもあります。
時に頭皮にピリピリするなどの違和感が出てきます。眼の症状としては、まぶしい、眼の奥のほうが痛い、物が見えにくいなどが、通常、両眼に現れます。
4・治療方
発症早期におけるステロイド薬の大量点滴投与が有効と考えられています。
超大量のステロイド薬を短期間に集中して投与する、いわゆるパルス療法が行われることもあります。
「奇跡が起こる超少食」141頁
【伊藤淑子さん・51歳証言の要旨】
風邪かと思っていたら平衡感覚が怪しくなり、ついに目も見えなくなり、精密検査の結果、原田氏病と診断され、治療が始まりました。
ステロイドの大量投与で身体がおかしくなってきました。
このままではダメになるとある方の紹介で甲田先生の診察を受けました。
先生は「クスリは気休め。根本治療ではないので飲まなくていい」と言われ、下記のような処方箋をくださいました。
★朝=葉っぱ70~100g、ニンジン50g、リンゴ1/4個、レモン少々に水を足してミキサーにかけて飲む 3ヶ月目から、完全に食べない。
★昼=豆腐半丁に絹ごし胡麻ペースト、昆布の粉をかけて、主食は玄米ご飯1合を昼と夕の2回に分けて食べる
★夕=スピレン(甲田医師の処方された薬)
今まで甘いもの大好きで魚も肉も食べてきましたので、このような食事は無理かと思いましたが、ステロイドの苦しさに比べたらと自宅で開始しました。
一番つらいのは朝食を抜くことでした。
この食事を半年続けましたら、1ヶ月ごとに視力がアップしていきました。
そして1.2の普通の視力に回復しました。睡眠時間は短くなるし、体はスッキリ。
【甲田医師コメント】
生菜食療法で1日のカロリーは500キロカロリー。
それでも体重は減りません。
血液検査も異常なしです。
視力も正常の1.2でふらつきもありません。不思議ですね。
【藤樹の宿コメント】
甲田医師流の処方箋は、そのまま実行するには、かなりの決断が要ります。
しかし、クスリの副作用で苦しむことに比べれば、楽だと判断されたのは正解でした。
どんな難病でも食の方向転換から、改善は始まります。