1・肝臓の役割
肝臓は右わき腹の肋骨内側にあり、人間の体の中で一番大きな臓器です。
成人の肝臓重量は約1.2~1.5kgといわれ、肝臓の一部が傷ついても、他の部分でカバーすることができるとても強い臓器でもあります。
① 代謝機能
食事から摂取した栄養を、体内で必要なエネルギーに変える機能
② 解毒作用
アルコール、アンモニア、薬など体にとって有害な物質をろ過し無害化する
③ エネルギーの貯蔵
脳に必要なエネルギー(グルコース)をいつでも供給できるように貯蔵
④ 胆汁の生成
2・疲労との関係
肝臓が疲れていると、どんなことが起きるでしょう?
本来解毒されるはずの老廃物は、ろ過できなくなるためそのまま体内に残ります。
3・肝臓の疲れでみられる特徴的な症状
体が疲れやすくなった…というほかに、心当たりのある症状はありませんか?
- お酒を美味しく感じなくなった
- 食欲低下(特に脂っこいものを欲しなくなった)
- 足がむくむ・お腹が張る
- 検診で肝機能異常を指摘された
その他にも、ウイルスからの感染で肝臓に病変が起こっている場合、もしくは前駆症状(病気の起こる前兆として現れる症状)である場合もあります。
急性肝炎
慢性肝炎
・肝硬変が発見されるまで診断されないことが多い
・倦怠感、食欲不振、疲労
・黄疸は稀にみられる
・倦怠感、食欲不振、疲労
・黄疸は稀にみられる
4・原因
1つ目はアルコールの飲み過ぎで、肝臓へのリスクが一番高いといわれています。飲酒量が多く、期間が長いほど肝臓への負担が高まり、さまざまな肝臓病の原因となります。
2つ目に高血圧です。特に中~高年齢に見られる内臓肥満を伴う高血圧は年数が経過するごとに最大血圧が高くなり、肝機能にも影響を及ぼすとされています。
5・改善・対処するために
バランスの良い食生活は、肝臓をいたわるために不可欠です。
【甲田医師のコメント】
この種の肝臓病は、断食と少食以外に完治する方法はない。
【藤樹の宿コメント】
肝臓は体の要です。とにかく断食で肝臓を休めるしかありません。
藤樹の宿へ、まさに休肝日として、お越しいただくことです。甲田医師のアドバイスはいつも簡単明瞭です。このたぐいの病は、まさに断食と少食以外にないのです。ですから、マクガバンレポートで世界一の理想食と認定された食事を提供しているのです。