【コルナロ語録 13】
私は病死ではなく、自然死でこの世を去っていくであろう。
それは苦痛もなく、安らかな死である。
しかし、ずっと先のことではなく、私はこれからも先、かなりの長い年月、健康で快適に過ごし、
この素晴らしい人生を謳歌するであろう。
この世界は実に素晴らしい。しかし、この素晴らしい人生は、節制(超少食)してこそである。
その経験者しか分からないのではないか。
いずれにせよ、できる限り、多くの人々が、健康と長寿を願うならば、
私の健康法、私の習慣に倣ってほしいものである。
健康、長寿はこの世のいかなる財宝にも勝る。
どんなに莫大な富を得ても、病気で苦しむようでは、ほんとうにどこに真の幸福はあろうか。
まことにまことに食の節制(超少食)こそ、神がもっとも喜ばれることなのである。
また節制は自然の理に適い、また理性的にも理に適うことである。
そしてあらゆる知恵は、節制にある。
そして節制は、私たちの人生観に積極性を与え、すべての人生の営みに活力をもたらすのだ。
実に宇宙の法則は、節制(超少食)の食習慣を支持しているのだ。
深い霧が、陽の光を浴びて晴れるように、人生のすべての苦しみも跡形なく消えていくのである。
まことにまことに飲食を慎む者は、鋭い五官、冴えた頭脳、優れた記憶力、
軽やかな行動力などに恵まれ、精神(霊的にも)に、
自分にまつわりつくあらゆる束縛から解放を味わう。
そして真の自由を味わう境地に到達するのである。
すなわち一生涯において、心(霊)と体において、現世で得られる最大の幸福が与えられるのである。
(83歳の講和-01「無病法」44-45頁から)
【解説 13】
コルナロの超少食は天地万物を創造された神のみ旨に適っていることだと確信して語っています。
聖書ではこのところを述べた箇所はたくさんあります。
それは私のgooブログ「バイブルランドin高島」で「聖書とファスティング」のコンテンツで詳しく書いていますのでお読みください。
聖書はファスティングの神髄をあますことなく書いていますし、
超少食というコルナロの節制を全面肯定しています。
イサクは、グルメ、飽食に溺れて、後継者選びで大失敗をします。
飽食は冷静な判断を狂わすというのは、
戦後の日本は、アメリカの占領政策で飽食へとマインドコントロールされてきたのです。
コルナロのいうように早くそのことに気づいて喰い改めないと日本国民は飽食に溺れ、
世界一の長寿国から、発展途上国並みの平均寿命が短い国に転落する可能性が大です。
日本の近代化から始まった欧米モノマネ路線で富国強兵、
高度経済成長を旗印に世界に打って出た日本は、
このままでは「パックス・ジャポン」となりかねます。
目覚めよ、日本!