コルナロの食事はまず量的に超少食でした。
ただグラム数は、NO.06(02/24はてなブログ参照)で紹介したものから推察すると、
1日の総量はパン、卵、少しの肉の合計が、350gです。
そしてワインが400ccとなります。
パンはおそらく黒パン(日本では玄米に相当する)でしょう。
卵と肉はかなり少量であったと思われますが、この摂取は、日本のマクロビアンやベジタリアンたちは、
「間違っている」と指摘するかもしれませんが、これを日本の食に置き換えたら、
動物性タンパク質を植物性タンパク質に置き換えればいいわけです。
ですから卵と肉の代わりに大豆ミートや豆腐、納豆などを中心とした食にします。
コルナロが摂取したタンパク質は充分、確保できます。
また、ワインを日本酒や焼酎にするというのは、反対です。
同じ発酵のものであれば、味噌汁です。
どうしてもアルコールが必要な場合でもコルナロのようなワインは賛成できません。
そうしますとメニューはおのずと藤樹の宿の超少食となります。
★藤樹の宿・超少食メニュー
玄米食
豆腐
納豆
味噌汁
これを各自の体調に併せて、適食コンサルをして量を決めます。
日本の場合、ワインより日本酒ではよいかという意見もあるかもしれませんが、
超少食ファスティングにアルコールは極めて不適切なのです。
むしろ発酵食で補い、ノンアルコールにしないと内臓に大きな負担がかかります。
ワインも日本酒も料理を美味しくいただくものとされていますが、実際にはいつの間にか酒(アルコール)依存症となり、
料理を美味しく食べるための食前酒の域を脱していくようなドラック的要素が多分にあります。
コルナロのように自制が効けばいいですが、当時のカトリックの司祭たちはすでに
アルコール中毒者が続出していましたので、アルコールを大量に含むワイン、
日本酒などアルコール度数が20%を超えるものは食事の時に摂取するのは体に悪いだけです。