これまで48回にわたって肥満と病気について書いてきました。
肥満解消の最大の近道はファスティングであることを毎回、 書いてきました。
そしてファスティングの最大の目的は何かを一言でいいますと「 宿便除去」にあるのです。
ファスティングは、中高年にさしかかった世代が、
まず、 宿便除去をするためにファスティングをしてほしいと切願せずには おれません。
なぜなら宿便を2回も除去した私自身の体験からも確信をもってい えることだからです。
私の宿便除去の体験を踏まえ、 宿便の考察をしていきたいと思います。
私自身の宿便除去は、25年前に本断食(水だけ) で除去したことです。
何しろ毎日10㍑のい水を飲んだ1週間断食をしたのですが、
本断食が始る2週間前から予備断食をして備えていました。 水を飲む量を毎日、増やしていき、
この方法は以後、絶対に断食指導には使用していません。
なぜならば、命に別状が及ぶからです。 この方法で死んだ方が多くあり、大変、危険な断食方法です。
絶対にこの方法をしないでください。
私は韓国のチョー・ヨンギ牧師の義母、 崔牧師の断食手引書の通りに実行したのですが、
崔牧師が責任を負っておられたオサンリ祈祷院に行って、
韓国人にはこの方法は通用するけれども日本人には絶対に無理だと 分かりました。
それは韓国人の発酵食の食べる量が日本人の10倍であり、
発酵による酵素が韓国人のカラダに充満しており、
40日間の本断食(水だけ)でも平気であることが分かりました。
しかし、日本人はここまで発酵食を食べる食習慣がありません。
せいぜい納豆朝1パックぐらいですから、
日本人の体の中には酵素は韓国人の10% 未満しかないということになります。
したがって水断食は、無理だということになります。
私は1週間の本断食でしたが、予備断食を2週間、 しっかりと備えていましたので、
トータルで本断食3週間でした。そして回復食(超薄いおかゆ) を摂って3日目に宿便がどっと出ました。
真っ黒の異様な臭いでネバネバのコールタールのようなものが出て きたのです。
3週間、水しか飲んでいないのですから、 腸の中に何もないことは間違いありません。
明らかにこれは宿便だということが分かりました。
その時に水洗トイレだったので、 その量を計ったわけではありませんが、
小さな場バケツ一杯分はあったと思います。
25年前のこの時から、 病気はまったくせずに25年間も歩んできたのは、
この宿便除去であることはいうまでもないことです。