25年前、 43歳で宿便を取ったことはどれほど素晴らしいことか後で分かり ました。
おそらくこの年齢で宿便を取らなかったら確実に生活習慣病になり 、早死にしていたことは間違いありません。
毎日、接待や打ち合わせの後、必ず、居酒屋などで御馳走、 お酒三昧でしたから、
当然、生活習慣病のどれかに侵されたに相違ありません。
時々、原因不明の腹痛もあり、 会社の健康診断でも直腸がんの疑い
(再検診で間違いだった) を指摘されるなど、
かなりやばい食生活、不規則な生活習慣などが続いていました。
この時期に本断食で宿便を除去できたのは適格な判断でした。
以後、25年間、大きな病気は何一つしていません。
この反動から過食になっていきます。
また、断食指導する責任者のストレス、夫婦関係のストレスから、 かなりの大食いになってしまいました。
どんどん体重は増加し、90㎏までなっていきました。
中華、洋食を中心にバリエーションが増えていきましたが、 比例して体重も増加していったのです。
断食祈祷院の牧師であり、断食道場責任者が90㎏ の肥満では話になりませんが、
あっという間に30㎏も太ってしまったのです。
これはまずいと2000坪あった農場、 果樹園の整備で体力消耗をして、
当時、流行の糖質ダイエットを始めました。
10㎏減量で80㎏になりましたが、糖質ダイエットの場合、肉、 アルコールは許されていますので、
それに依存する食生活となっていき、60歳を超えてしまいます。
さすが60歳を超え、年金生活者となって、
標準体重を20㎏ もオーバーしていることに何か大きな問題を感じて、
再度、糖質ダイエットに挑戦しましたが、 60歳を超えると新陳代謝が悪くなり、
糖質は一切摂らず、鶏肉中心の食生活でしたが、体重は5㎏ ぐらいしか減らず、
75㎏から80㎏をいったりきたりでした。
そしていろんな事情から、琵琶湖の畔、高島市に昨年、 4月に移住し、
6月に「古民家少食ファスティング・藤樹の宿」 をオープンしました。
これまでのように肥満体では話になりません。
そして10年間も減量ができず、諦め切っていたのですが、
これから少食にするためにまず、自ら、 少食ファスティングを実験することにしました。
また、発酵食をベースにしようと
高島市内で発酵食のお惣菜など手造りされておられる方に協力要請 をしましたが、
断られましたので、仕方がなく、通信や膨大なレシピ本を購入し、 発酵食を創出するしかありません。
毎日、それを試食しつつ、 少食の量を確認していく日々が始まったのです。