昨年の6月にオープンしましたが、 来会者はまばらでちょうど発酵薬膳をあれこれ創作し、
私はまず量を超少食にしました。
やはり食の誘惑は多く、 誰かが管理しないと誘惑に負けてしまいます。
神が創造されたアダムとイブも悪魔の誘導尋問にまんまとひっかか ります。
以後、人類は一人の方を除いて、 すべての人類は食の誘惑にまけることになっていきます。
創世記
3:1 主なる神が造られた野の生き物のうちで、 最も賢いのは蛇であった。蛇は女に言った。「 園のどの木からも食べてはいけない、などと神は言われたのか。」
3:2 女は蛇に答えた。「 わたしたちは園の木の果実を食べてもよいのです。
3:3 でも、園の中央に生えている木の果実だけは、食べてはいけない、 触れてもいけない、死んではいけないから、 と神様はおっしゃいました。」
3:4 蛇は女に言った。「決して死ぬことはない。
3:5 それを食べると、目が開け、 神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」
3:6 女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、 賢くなるように唆していた。女は実を取って食べ、 一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。
かくしてイブは食べてはいけない実を食べます。
私たちは食べてはならないと頭では理解していても食べ物の誘惑に は絶対に勝てないのです。
それが人間のほんとうの姿なのです。
ですから、いくら断食道場で断食をして、 これから正しい食生活を送るぞ、
と決意して帰宅してもすぐさま悪魔の誘惑に負けるのです。
それが人間の正直な姿なのです。
ゆえに必ず弁護者、助け手がどうしても必要なのです。
私はパートナーがさいわいにもともにこの仕事を共に担い、 手伝ってくれていますので、
常に見張り人を担ってくれました。
ゆえに違反できない状況に置かれたのです。
ですから超少食を続けられました。
しかし、藤樹の宿に来られた方の99%は単独で来会されます。
配偶者、家族、 友人の理解はほとんどないというのが実態なのです。
ですから継続することは大変な戦いとなります。
帰れば家族との食事、そして職場のお付き合いの会食、 酒宴など誘惑の連続です。
ゆえに少しでも藤樹の宿がその支え、
支援者、 弁護者の役割を果たしていきたいと思っています。