宿便はまず私自身の宿便除去の体験を書きましたが、
23年間で宿便を取られた方について紹介していきたいと思います。
「宿便をどうしても除去したいのだ」と来られました。
小学校の教員です。
彼は「これから教頭や校長の昇進試験を受けていきたいのだが、
同僚たちが病気でバタバタ倒れていくのを見ると不安で、甲田光雄医師の本を読んで宿便を除去すれば、
病気にならないと確信したので、聖書を読んで、祈りをしながら水断食をしたい」と来られました。
期間は1週間しかないということでした。
そこで本(水)断食を開始されました。
私は韓国式の断食しか知りませんでしたが、甲田光雄医師はスイマグを飲むとよいと持参され、
スイマグでとにかく腸にある便を出してからだということで、本人いわく2日目で出し切ったので、
宿便をとるぞ、と張り切って断食に入りました。
私はスイマグなしで宿便を取りましたが、Sさんは甲田方式で、とにかく開始されましたものの中々出て来ません。
出るまでは帰らないという決意で来られましたので、
1週間を過ぎてから、夏休みの様々な行事も会議も研修も全部、キャンセルや代替をしてもらい、頑張られました。
特に山歩きが大好きでしたから、ペットボトルをリュックに入れて、毎日、ウォーキングも熱心でした。
クリスチャンですから祈りながの歩行をされておられたのでしょう。
ついに14日目に大量の宿便が出ました。
内線が早朝にかかってきて「先生、出ました、出ました」と大喜びで写真を何枚もとっておられました。
これは「祝便です。
ほんとうにうれしい。
これで昇進試験も受けれられるし、その後は体力勝負なので、もう病気にならない確信を得ました。
指導をありがとうございます。
監視してくださり、祈っていただいた先生のおかげです」とほんとうに喜んで自宅に帰られました。
そして後日談です。
その後、十数年後に久しぶりにお会いしましたら、病気はまったくせず、元気そのものです。
ただ校長になってみたのですが、やはり子供たちと触れ合いを大切にしているので、平教員になり、
毎日、子どもたちと運動場で遊んでいます」と元気なお姿で安心しました。
今、学校教員はまさに体力勝負です。
うつも相当、多いようでSさんのように宿便を取られたらどのような困難にも打ち勝つことができるでしょう。
この方は、その後、伊豆の石原医師の断食施設で定期的にファスティングをして、
調整をしてきたようで賢明な方法だと思います。