名古屋市の中堅サラリーマンLさんという40歳の男性から、
「泉の森に40日断食聖会に行き、何としても宿便を取りたいのだけれども、
長期間はできないので数日間は何とか行けますので指導していただけませんか」という電話が入りました。
そして土日と有給休暇を消化して、数日間、酵素ジュース断食をして、
自宅に戻られ、仕事をしながら、酵素ジュース断食を続けられたのです。
大きな倉庫の管理業務をしておられたのですが、体力をあまり使わないようにして、
できる限り、デスクワークを中心に切り替えていただくことをアドバイスしました。
毎日、飲む水と酵素の量を電話、FAXで報告してもらい日曜は礼拝に泉の森に来ていただき、チェックすることにしました。
やはり監視していないと長期は極めて危険です。
また、Lさんは奥様と子供さんが2人おられるのですが、一番注意すべきは、自宅での風呂です。
シャワーが厳禁。
そして胸の下までの湯にして入浴していただくこと。
また、長風呂も禁じました。長期断食を自己勝手流に家で実施していた方の多くが、
シャワーと長風呂でトラブルが起こっています。
最悪、心不全などで死んでしまいました。
それだけに自己流(自宅で本だけでする断食)は極めて危険をともなういのちのやりとりなのです。
Lさんの仕事は倉庫の管理なので、なかなかデスクワークばかりとはいかないようで、
リフトで品物を移動し、積む作業も突破的にあるようですから、Lさんにはお客さんに事情をよく話して、
とにかくスローに心がけ、決して激しい運動をしないようにと繰り返して注意歓呼を何度もさせていただきました。
そしてLさんは42歳の厄年までに何としても宿便を出したいという強い希望でしたので、
飲む水、酵素ジュースの量ならば、3週間すれば宿便は出るだろうと私も思っていましたが、
結果的にようやく42日目に宿便が出ました。
この40日間断食をするというのは、大きな意味があります。
日本では厄年というのは偶像だと馬鹿にしていましたが、昔からの言い伝えではありますが、
やはり今でも人生の曲がり角として男性の42歳前後は体も大きな節目のようです。
私も43歳で生まれて初めて断食をしましたが、この断食が人生の分岐点となりました。
さてLさんの後日談ですが、回復食を1ヶ月かけてしていただきました。
その後、会社はますます祝福され、安定した倉庫業を営なまれています。
ただ奥様は精神的な病を患い、試練は続きましたが、Lさんはますます健康で、大活躍されています。