毎日、便通がよいことにこしたことはありません。
便通効果をアップする食生活を組み立てていきましょう。
1・食物繊維の多い食品
食物繊維とは、食物中に含まれている「人の消化酵素で消化することのできない物質」のことです。
食物繊維は整腸作用や便通を整えて便秘を防ぐうえで欠かせないもので、
脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあるため、
これらを摂り過ぎることによって引き起こされる肥満や
生活習慣病の予防・改善にも効果が期待できます。
1日の食物繊維の推奨摂取量は成人男性ならば20g以上、
成人女性ならば17g~18g以上となっています。
それでは、どういった食べ物・食品に食物繊維が多く含まれているのでしょうか。
ベストスリーは「こんにゃく」で79.9g、「きくらげ」70.5g、「寒天」79gです。
2・発酵食品
発酵とは、微生物が繁殖を繰り返し、もともとの食材の成分を変化させることを言います。
食材を発酵させる微生物が「善玉菌」、腐敗させる微生物が「悪玉菌」。
●善玉菌(人間にとって有益とされる菌は善玉菌に分類)
・ヨーグルトなどに入っているビフィズス菌
・納豆を作る納豆菌
・味噌やパンを作る酵母菌など
●悪玉菌(人間の体に害になる菌のこと)
・大腸菌
食材に付着した微生物は、発酵の過程で食材に含まれるでんぷん質やたんぱく質を分解し、
アミノ酸や糖分などの新しい栄養成分を生成。
その微生物の活動によって、元の食材にはない美味しさや、
人間にとって有益な栄養成分が加わった食品へと生まれ変わったのが発酵食品。
その効果は
①栄養の吸収率UP ②栄養UP ③保存性UP ④おいしさUP⑤腸が元気になる
ベストスリー
①キムチ ② イカの塩辛 ③ 納豆 ④ ぬか漬など ⑤ ピクルス