3・納豆
発酵食品の中でも日本が世界に誇るものが「納豆」です。
藤樹の宿では、納豆を麹と混ぜ合わせて「納豆麹」を毎食、夕食に必ず提供しています。
その理由ですが、納豆の研究家によりますと納豆は夕食に食べることが最適なのです。
それはナットウキナーゼが働き始めるのは、数時間後だからです。
しかも睡眠時間中に働きやすい性格なのです。
どのような納豆の効果があるのでしょうか。
ナットウキナーゼを発見した納豆博士、須見洋行医学博士は、その効能を
日本人の死因のトップ5
(1位「悪性新生物(ガン)」、2位「心疾患(心臓)」、3位「肺炎」、4位「脳血管疾患」、5位が「老衰」)
のうち2つの「心疾患(心臓)」、「脳血管疾患」に極めて有効な予防効果があるのです。
納豆をよく食べる人とそうでない人との差が、3割もの開きが出るのです。
この2つの病気は、血液の塊である血栓」が血管に詰まることで発症しますので、
血管が詰まった先に血液が回らなくなり、細胞が壊死してしまいます。し
かし、納豆に含まれるナットウキナーゼは、一度、できてしまった血栓を溶かす強力な作用をもっています。
2・動脈硬化を予防
循環器疾患
のリスクが減ります。
現実にNTTデーターと佐賀県有田町で行った共同研究で、男女52名が、1ヶ月、納豆を1パック食べ続けた結果、
コレステロール値が30%も低下したというのです。
3・納豆に含まれる「リノール酸」、「リレノン酸」が血管を強くし、しなやかにする働きをもっているので、
血管の健康を保つ効果が大きい(須見博士)というのです。
4・さらに糖尿病を予防します。
「糖尿病は、血糖値の急激な上昇と低下が繰り返されることによって発症しますが、
納豆にふんだんに含まれるビタミンB2には、糖質と一緒に摂取した場合、血糖値の上昇を抑える働きがある。
5・認知症予防
また骨を強くしてくれるので骨粗鬆食など寝たきりになる原因を阻止してくれる」という。
6・今研究が進められているのががん予防の研究で納豆に含まれるイソフラボンが
前立腺がんの予防になることが分かってきたそうです。
また、納豆の「抗菌ペプチド」ががん細胞を死滅に追い込む働きもするとか。