甲田光雄医師は、宿便を除去した後の霊的状態を「無感の状態」と言われました。
私も本年に2月に除去した時に、まさに「無感」がカラダで分かりました。
そしてカラダが私に語ったのです。「コルナロのように102歳まで生きて、
神のため、人のために働け」と。その確かさをカラダだけではなく、
ココロの更なる奥の奥、霊的領域でキャッチしたのです。
宿便が出た後、毎日の便通も楽しく、カラダが軽く、生きていることに気持ちがいいという、
これまで味わったことがない、まさに甲田光雄医師がいわれる「無感の状態」だといえます。
「これを会得することこそ人生そのものであり、健やかな老いを生きることだ」
と甲田光雄医師は言われますが、まったくその通りなのです。
そうなると「自分の胃や眼がどこにあるかも全く感じない状態だ」とも甲田光雄医師は言われますが、
もう病気という悪魔に支配されるというようなことはどこかに吹き飛んでしまっているのです。
この状態とは甲田光雄医師が言われるように60歳でもかなり老いを感じ、
老いた生き方、息苦しく、辛く、しんどく、体が重いという状態なのです。
ゆえに宿便を出して「無感の状態」を会得してしまえば、何も恐れることはないのです。
甲田光雄医師は熱心な仏教徒で、このような表現であったのですが、
聖書では別の形で「無感の状態」を語っています。
それは「神の前における無の体験」です。真空状態ではありません。
自分が神と一つになり、自分ではなくなっているという感なのです。
これは哲学者、森有正がいっていますが、まさに「無信仰の中の無の経験」なのです。
ここまでいくことができるのが、私たちのカラダを支配しているもの(悪魔)から解放された状態を経験することなのです。
C・S・ルイスが子供たちに教えようとしていた「ナルニア国物語」は、このことを語るために書いたのではないかと思います。
第1章「魔女とライオン」で特にそのことが強く出ています。
魔女の支配こそ、病気の根源をもたらすもので、マクガバン・レポートで指摘されたように病気の根源は、
食にあり、それを「食源病だ」と命名しましたが、まさにそれこそ魔女の支配、魔女のコントロールなのです。
ですからその魔女から解放されるために、自ら決断して、宿便を除去しなければならないのです。
宿便を取ることは、日本では決断を求められます。と
にかく食べることは良いことであり、食べない文化がまったくない国ですから、
少食とか断食とかファスティングと言う言葉が通じない社会です。
藤樹の宿から帰られてメールやLINEをいただくと
周囲の無理解にはどうしょうもないということを書いて来られます。
驚くには大阪の八尾市で58年間、少食断食の普及に尽力された
甲田光雄医師を知っている方は皆無です。
亡くなられて10年もするとこのようなことになるのです。
甲田光雄医師が到達された領域以前の問題が、今の日本には大きく横たわっています。