20年前ですが、玄米菜食とマクロビを完璧にしている主婦の方が、ファスティングに来られました。
若き日に東城百合子さんの本を読んで結婚しても玄米菜食を続け、
夫や子供たちにも食べさせようとマクロビの教室にも通い、勉強を続けて、自らもばっちり玄米菜食でした。
ところが更年期になり、様々な健康上の問題が出てきました。
厳格なマクロビアンでしたので、陰陽の法則により、陰性体質なので、
生野菜はいっさいダメ。
果物もダメ。
生水もダメ。
玄米の上にはごま塩を多くかけるとよいというアドバイスを教室の指導者から受けておられました。
ところが問題は子供たちがこの食事に反発してくるし、夫も仕事のつきあいがあるので敬遠。
本人はよけいにいこじになり、増々、熱心なマクロビアンとなっていったのです。
陰性体質、つまり体が冷えやすい体質であったのですが、
いっこうにこの食事でよくならず、ますます体が冷えていくのです。
冬になればホッカイロを体中に張り巡らし、夏でも少し温度が下がれば、ホッカイロでした。
体重は標準体重ですが事務の仕事でデスクワークが多く、運動不足。
そして便秘、低体温(35度)でした。ファスティングならば突破できるかもと来会されたのです。
いろいろお聞きすると玄米菜食なのですが、玄米を食べている量が多く、
マクロビでつくった様々なおかずも数が多く、かなり多く食べておられたのです。
そこで思い切って、本断食を勧めました。
そして21日目にバケツ一杯の宿便が出たのです。
やはり宿便除去には、本断食の効果は抜群です。
また、最低1日、1時間のウォーキングをしていただき、
部屋では体操をしていただきましたその効果が21日つまり3週間で出たわけです。
そして本断食でしたので3週間の回復食を食べていただき、
自宅に戻ってから電話がありました。まず体温が36度5分になっていること。
また、毎日、ばなな便が出ることが嬉しくて仕方がない。
しかも体がめちくちゃ軽くて、まるで宙を歩いているような気分で
感謝の気持ちがどんどん湧いてくるという報告です。
しかも、クリスチャンなので新しい賛美がどんどん湧き出て来るので
喜びに満ち溢れているというのです。
その後日談ですが、神学校に進学し、牧師になっておられ、
ご主人は経済支援、子供さんたち2人仕事をしながら、教会の賛美の奉仕をしておられます。
玄米菜食の厳格実践を無理強いしたため、あれだけ反抗していた子供、
夫たちの協力で今も生き生きと教会の奉仕をしておられ、
教会も開拓から今は大きな教会に成長しています。