牛乳は錆びだと新谷弘美医師が問題提起してから10年になります。
それから牛乳から豆乳に切り替える方が増加しています。
最近ではパンと牛乳は今すぐやめなさい! (3週間で体が生まれ変わる・内山葉子医師)という極め付きの警告本が出版されました。
この本はいずれもJミルク協会が大クレームをつけたいわくつきの本となりましたが、
新谷医師も今回の内山葉子医師も医者としてかなり見識の高い医師であり、
数々の診療実績を踏まえて牛乳は危険という提案です。私はお二人の見解はほぼ正しいと思います。
ゆえにあえてスーパーの牛乳パックには大いに反対します。
内山医師はこの本で特に第3章に書いてあることですが、昔よりも今の牛乳は害が大きいというのは正しいでしょう。
ホモゲナイズのゆえですが、それ以上に日本人には特に牛乳のタンパク質を分解できない人種であること。
また、今の牛乳は、中毒を起こすモルヒネ様の物資に変化。
更に日本人に不足がちな鉄の吸収を阻害する働きがあること。
また、牛乳は骨を丈夫にするどころか骨を弱くする働きがあること。
さらにホルモンバランスをくずして発ガンのリスクが増大するというのですから、牛乳神話は完全に崩壊です。
新谷医師は、牛乳は子牛が飲むもの。
人間が飲むのは自然の摂理に反するという指摘がありましたが、その通りです。
本来、牛乳など飲む必要がない人間がいつからこのような愚かなことを始めたのでしょう。
また、酪農家から集めた牛乳を120度以上の高温殺菌牛乳するために牛乳は、
過酸化物質となってむしろ害を及ぼすことになっています。
つまり錆びた飲み物を体の中に入れているわけです。
ですから牛乳の替わりに豆乳に切り替えて頂きたいと思います。
特に大豆の33%をしめるたんぱく質は、
動物性食品に比べても低カロリーで基礎代謝を活発にする機能があるため、ダイエットに効果があります。
大豆たんぱく質は体内での吸収・分解に時間がかかり満腹感を得やすいため、
大豆たんぱく質をたっぷり含んだ豆乳は、間食予防としてもダイエットの強い味方になってくれます。
また大豆たんぱく質は血清コレステロールの低下作用、血小板の凝集性の抑制作用など、全身の血流改善になります。
さらに大豆イソフラボンは、大豆の胚芽に含まれている植物性化合物でポリフェノールの一種で、
女性ホルモン(エストロゲン)に似た構造をしていますが、
乳がんなどのホルモン依存型のがん予防にも効果が期待されています。
さらに骨粗鬆症予防にも役立ちます。
また、大豆に含まれているサポニンは、石鹸の泡が油脂を溶かして水で洗い流すように、
血液中のコレステロールや中性脂肪などの血液中の余分な脂質を洗い流してくれ、
肥満予防によいといわれています。
また、サポニンのもう一つの大きな働きは、抗酸化作用です。
体内の細胞膜を構成する脂質は、加齢や活性酸素によって過酸化脂質(サビ)に変化します。
サポニンにはこの動脈硬化と身体の酸化(=老化)を予防するといわれています。