「ぼくが肉を食べないわけ」という本があります。
まさに私のいいたいことが書かれていますが、
最近のスーパーで販売される牛肉、豚肉、鶏肉は、凄く臭い臭いがします。
それは飼料の残留科学物資なのです。
人工ホルモン・抗生物質を大量に投与されており、
強制的に育てられたものばかりなのです。
私はブロイラーの生産工程を知っていますが、
どう考えても無理やりに太らされたもので、
その現場を見てから鶏肉が食べられなくなってしまいました。
焼き鳥も大好きなのですが、
やはりあのような環境で育てられた鶏肉なのかと思うと何か恐怖が走ります。
人間も含め、動物は屠殺される時、
恐怖と苦痛のため血液のホルモンバランスが著しく変化して、
特にアドレナリンが多く分泌されますが、
肉に残留するストレスホルモンが人体に悪影響を及ぼすことは明白です。
イライラを増幅させ、暴力的な衝動を起すのは動物性タンパク質の塊である肉食なのです。
また肉食は体の組織、臓器、細胞の変質を引き起こし老化を早めることが分かっています。
また肉食は血液を酸性化させ免疫力を弱らせます。
現在の畜産業の大半が、家畜の健康より経済効率を優先した飼育方法で肉や卵、
牛乳を生産していますので、狂牛病のような奇病発生やさまざまな病気、
細菌、ウィルスが蔓延しています。
また、肉食は地球環境にも悪影響を与えています。
肉を生産するために穀物の量は凄いものでこのようなデーターがあります。
地球上の1万トン以上の穀物のうち、80パーセントは、穀物で飼育された家畜が食べているのです。
それを私たちは食肉という形で消費しています。
今、世界では、5億の人間が飢餓に喘いでいます。
この5億人の飢えを救うためには、年間2700万トンの穀物が必要ですが、
これは食肉用の穀物の30%パーセントをまわせばいい数字なのです。
もしこの30%を飢えに苦しむ人々に供給すれば、
世界から飢餓はなくなるわけです。
植物性タンパク質で穀物菜食、日本は玄米菜食にすべきなのです。
それが日本人なのです。
35歳で亡くなりましたが、
晩年27歳から床に伏していた記録『病牀苦語』を見ますと物凄い食事の量と肉食でした。
子規が玄米菜食を選択していたら、早死にしなかったのではないかと思います。
日本人は今一度、子規の後追いをしてガンで苦しんで死ぬのではなく、
穀物菜食に切り替え、しかも少食に切り替えていくべきです。
そうすれば甲田光雄医師が提言されておられるように生活習慣病の7割が消滅し、
現在の40兆円に及ぶ医療費は、10兆円になるのです。
藤樹の宿は穀物菜食による少食ファスティングの推進を掲げ続けていきます。