40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書 149  超少食・食事術  38 玄米食にする 35 玄米食に合うもの 01 発酵食01 納豆 01

藤樹の宿では、発酵薬膳を提供しています。

中でも日本の発酵食の横綱といわれています納豆がメインです。

全国納豆協同組合のサイトでは、納豆の誕生にはさまざまな説があるようですが、

「煮豆」と「藁」の偶然な出会いがきっかけだったとあります。

また、弥生時代から、日本には大豆も藁もあったことから

(藁は竪穴住居に敷き詰められていた)、

この時代にはすでに納豆が食べられていた可能性があるようで、

記録に出てくるものとしては、藤原明衡の『新猿楽記』(1286年)に、

好きな食べ物の一つとして「塩辛納豆」が記載されているのが最古の記録だそうです。

納豆をはじめとする「大豆入り食品」は、

古来から日本人が慣れ親しんできた伝統食です。

日本では古来から味噌や納豆のように大豆を発酵食として活用してきました。

大豆には、良質なタンパク質のほかに、繊維質も大量に含まれています。

大豆を丸ごと、消化吸収しやすい状態で食べることができる納豆は、

大豆の栄養素のみならず、納豆菌や菌が作り出す多様な酵素を摂取することができます。

日本人は、菌食の名人であるがゆえに

縄文時代から生きた菌である納豆などの発酵食品からとることによって、

病気に負けない体づくりをしてきました。

矢部規矩治による納豆の研究から、数多くの研究がなされ、

半澤洵が、1918年に純粋培養された納豆菌で安定的で衛生的な製造方法が確立し、

工場生産品の流通が始まったのですが、太平洋戦争で軍用食として、

終戦後、日本人を救う栄養食として食べられるようになり、

日本全国にに納豆が普及していきました。

常食される地域は東日本に多く、関西では少ないなど長期間、偏りがありましたが、

1960年代以降の冷蔵輸送技術の発展と普及で流通量が拡大し、

全国的のスーパーで店頭に並んだのは平成になってからのことです。

私たちの病気を防ぐには免疫力なのですが、

そのポイントは腸内細菌の働きにあり、健康や長寿に役立つ善玉菌の活躍にかかっています。

その善玉菌の代表がビフィズス菌です。

肉食にかたよった食生活やストレス、あるいは高齢になるにつれ、

腸も老化してビフィズス菌が減り、悪玉菌のウエルシュ菌や腐敗菌などが増え、

腸も弱ってくることが分かります。

納豆にはビフィズス菌の大好きなオリゴ糖やセンイ質が豊富に含まれており、

善玉菌を多量に繁殖させて、腸に若さをとり戻し、元気をつけてくれるのです。

現在、超高齢化で急増している寝たきりの原因であります骨粗鬆症があります。

骨量が減って、骨がもろくなり、折れやすくなる病気で、

閉経期以降の女性に多い事が分かっています。

 骨折の最大の理由はカルシウム不足です。

カルシウムは、良質のタンパク質といっしょにとると、

吸収率がアップすることが分かっています。

ゆえにカルシウムと良質タンパク質を豊富に含むのが納豆です。

さらに納豆には、骨の形成を盛んにして骨の破壊も防ぐビタミンK2も含まれています。

骨折した人は、骨折しない人にくらべ、

ビタミンK2の血中濃度が低いというデータもあります。