最新の研究では、納豆由来の「抗菌ペプチド」という物質が、
がん細胞の死滅に効果があることが分かってきているようで、
「私たちの研究で、抗菌ペプチドが、
各種がん細胞や肺炎レンサ球菌などを殺傷する強力な力を持っていることが分かりました。
納豆を食べることで、体内のがん細胞が死ぬかどうかという点については
まだ研究の途上ですが、
アメリカでは抗菌ペプチドを用いた皮膚がんの治験も行われており、
今後、様々な応用が期待されています」というのです。
またある研究では、納豆は、ハウスダストやダニを原因とする
『通年性』のアレルギー性鼻炎に効果があることが分かったといいます。
納豆を4週間食べ続けたグループで問診の結果が改善し、
アレルギー症状が出る際に増える『好酸球』の数が抑えられていたことも明らかになり、
1日1パック程度の納豆を食べることで、症状が改善する可能性は高いようです。
近年問題の病原性大腸菌O-157ですが、
高齢者や幼児や免疫が弱っている人が感染すると死亡することもありますが、
納豆はこの細菌への対抗力を秘めているようです。
それは納豆の『ジピコリン酸』という物質が強い抗菌作用を持っており、
O-157を阻害すると考えられているからです。
そのほか抗菌作用も強く、
納豆を食べることで感染症になりにくくなるといわれています。
納豆には長寿効果もあります。
肌のハリをよくする、動脈硬化を防ぐなどアンチエイジング効果が高く、
老化そのものを食い止めるという働きです。
人間の中年期に相当するマウスにポリアミンを投与したところ、
毛並みのツヤが維持され、死亡率が低下したという実験結果も出ているようです。
食べれば確実に健康に資する奇跡の食品が納豆なのです。
納豆の主な健康効果をまとめますと
1・脳梗塞、新高速を防ぐ
2・動脈硬化を防ぐ
3・糖尿病を予防する
4・認知症を予防する
5・骨折しにくくする
6・がんを予防する
7・アレルギー性鼻炎を改善する
8・腸内環境を整える
9・O-157感染を予防する
10・長寿効果