噛まない人はがんになりやすいといわれています。
また肥満も噛まないことが大きな原因なのです。
噛むことで唾液が出てこの活性酸素を退治してくれるのです。
また噛むことは肥満を防止してくれます。
人間の間満腹感は血糖値によって決まります。
よく噛みますと食事時間はかかりますが、
胃をはじめとする消化器官から吸収されるブドウ糖は上昇し、血糖値が上がります。
すると満腹中枢が刺激され、多く食べなくとも満腹感が得られます。
逆に噛まないで早食いしますと血糖値が上昇する前にすでに食べ過ぎてしまうと状態になり、
ついに肥満となっていきます。
アメリカ発のファーストフードはまさに肥満の温床となり、
日本はその影響をまともに受けています。
ハンバーガー、ピザ、フライドチキン、コーラーなどで
アメリカデブ帝国といわれ、肥満大国になりました。
肥満は様々な病気を生み出します。
アメリカではこのことに危機感を持ち、マクガバンレポート以降、
オバマプレートに至る食の革命が行われてきました。
しかし、日本は1971年にマクドナルドが銀座にオープンして今日まで
食の革命は起こっていません。
このファーストフードの問題は、高カロリー食をよく噛まないということが問題です。
噛まないと免疫力が落ちます。
逆に低カロリーの穀類、豆類、野菜を中心とした和食こそ高い免疫力を維持するのです。
つまり日本の和食が世界遺産になったように日本の伝統食こそ高い免疫力があるのです。
ハンバーガーなど高カロリー食を噛まずに食べる続ける日本人は免疫力が落ちて
生活習慣病はまだまだ増加していくことでしょう。
中でも自己免疫疾患という免疫システムの崩壊する病気は増加しています。
25年前に私の友人が白血病の自己免疫疾患で手の施しようなく、45歳で死にました。
日本は少なくともファーストフードが出現するまでは粗食でした。
日本の伝統的な和食はどれも歯ごたえがあり、低カロリーで免疫力もあったのです。
スーパーは1950年代から東京、大阪から始まり全国に展開されるようになり、
加工食品が主流となりましたので、噛まない食生活となりました。
このために歯の健康ばかりか、全身の健康が病魔に襲われることになります。
21世紀になってから問題となってきたドライマウス症候群は、口の中が乾く現象です。
これは口の中が乾く病気ですが、唾液の分泌量が減っているからです。
私たちは食物を食べていない時でも唾液が出ています。
ですから話や歌を歌うこともできるのですが、
ドライマウス症候群になりますと唾液の持っている殺菌作用、浄化作用が働かくなり、
風邪を引き易くなり、いろんな病気になります。