今回、近畿を襲った台風21号の爪痕は大きく、
そこに北海道の胆振大地震で農作物、乳製品、また魚の高騰が起こっています。
また関空の閉鎖でインバウンドに大きな打撃を受けていますし、
輸出入にも影響が出ているようです。
台風や地震報道を見る時に避難所に食糧を届ける光景を見ながら思うことは、
なぜファスティングをしないのか、ということです。
水さえあれば救助隊が稼働し、助けが来るまでの3日間は、
動かず、じっとしていれば食べ物をあさる必要はまったくありません。
しかし、日本はそれができません。
なぜならばファスティングをしたことがない国民だからです。
欧州では10人に1人はファスティングを体験していますが、
日本では1万人に1人でつまるところ100年遅れている
ファスティング未体験の国だからです。
まず、ファスティングと聞けば「死ぬ」とか「怖い」が先にきます。
そして少し変人がしているものとかそのような感覚が支配しているのです。
ファスティングへのこのような時代錯誤の考え方が日本を覆っている限り、
自衛隊の炊き出しとかコンビニに殺到するという光景はなくなりません。
国民はファスティングして、落ち着いて、この災害こそファスティングする良い機会だ、
自分の体をリセットするよいチャンスだと感謝して過ごせばいいのです。
私たちの村落でも区の防災庫には、カップヌードルなどが保存されていますが、
添加物の塊のような有害食品を保存するなど最悪です。
しかも賞味期限がありますから、いずれは大量破棄しなければなりません。
自治体はとにかく地下水などくみ上げておき、
上水道に頼らなくとも水の確保だけをすれば、少なくとも3日間は生きられます。
おにぎりだの弁当と騒ぐ必要もないし、食べれば大便ですから、
水だけなんら小便のみで処理もしやすいのです。
根本的などの自治体の防災対策を見直した方がよさそうです。
まず学校でファスティングを教えるべきです。
高島市でも台風21号の強風で倒木、電柱の倒壊で4日から今もなお停電中の戸数が250戸、
台風直後2000戸も停電していました。
ですから冷蔵庫を使用できず、大変、困っておられる家庭も多いのですが、
このこときこそ最低の食糧で少食ファスティングするよい機会だと
感謝すべき時なのです。
停電が長引いていかに電気の生活がないと不便なのかを痛感しますが、
逆に何もないせいかつこそ感謝だと
電気中心の便利生活見直しにもなる良い機会ともなります。
藤樹の宿でも裏の倉庫にまだ保存していた
かまどなどの再利用を真剣に考えるべきだと準備をしています。
備えあれば憂いなしです。