なぜ現代の日本人は噛まない食生活になってしまったのでしょうか。
まず1950年代からスーパーが建設さていきます。
そしてスーパーに合う食品が続々と、店頭に並び、
主婦たちは自由に買える買い物を楽しむ時代が到来します。
すべてアメリカに倣ったものですが、
このスーパーと同時に日本には巨大な食品加工など新たな食品産業が誕生していきます。
この大量生産を支えていくのが驚くべき食品添加物です。
食品の長期保存を可能にした殺菌剤、保存剤、防腐剤、酸化防止剤です。
この化学薬品である添加物の大量使用が、スーパーの流通を可能にしていますが、
日本人はさらに欲望を見た目に移っていきましたので、
添加物も乳化剤、結着剤、糊料などで見た目がよく、
柔らかい食品が主流を占めていきます。
その中でもパンは柔らかく、ふっくらしたものが好まれて先にあげた添加物は
すべて使用されています。
パンの本場でありますフランス、ドイツではこのような添加物は
一切、使用していませんので、固くてよく噛まないと食べれません。
そして日本の加工食品の大半は噛まない、柔らかいものばかりになっていきました。
噛みごたえのある食品は敬遠されていくのです。
こうして子供たちは柔らかいものであることが当たり前になり、
そこにスナック菓子をたくさん食べるようになり、
この結果、きれやすい子供たちが続出し、学級崩壊など当然のようになっていますし、
その子供たちが青年になり、凶悪犯罪に走る事件も多いのです。
日本は長寿国といわれますが、噛まないゆえに痴呆症、アルハイマーが世界平均よりも多いのです。
長生きしても寝たきりや病気にならない充実したクオリティ・オブ・ライフをおくるためには、
噛むという基礎的な健康法は欠かしてはいけないのです。
そのためには若い時からの食生活の管理がどうしても必要なのです。
どんな健康法があろうとも
1・よく噛んで食べる
2・少食にする(腹八分医者いらず)
3・安全な食品を選択し
4・日本古来の玄米食中心の玄米菜食
この4本柱を維持すれば、まさに充実したクオリティ・オブ・ライフを送り、
病気にならないので日本の医療費は半減します。