日本では早食い競争があります。
わんこそ、うどん、ラーメン、カレーなどフードバトルなるものがあります。
また最近ではホテルではバイキングが当たり前になってきましたが、
このメニューが出た頃には、
元を取りもそうと既定の時間内に早食いで食べる光景をよく見ました。
ともかくフードバトルを始め、バイキングと早く食べることを煽る社会です。
まさにファーストフードで、早食いですが、
これは噛まないので当然、肥満になります。
高島市内でも肥満の方がとくにコスモスで多く出会います。
その買い物かごを見ますとジャンク食品の山ですし、
2㍑の大きなコーラー、またアルコールです。
九州大学の大村教授は満腹中枢機能を発見しました。
人間の脳の視下下部にあります。
満腹になると「もうこれ以上、食べなくてもいいよ」と命令をしてくれます。
満腹感を与えるのは神経性ヒスタミンという神経物質です。
この物質が一定の量に達すると満腹感が得られるわけです。
噛むことはこの満腹神経を刺激します。
よく噛んで食べると満腹感があるようになります。
また、よく噛みますとご飯などにあるでんぷんがブドウ糖に代わり、
血液中に取り込まれて一定の血糖値に達して、
満腹中枢を刺激するということも言われています。
よく噛まずにしかもジュース、ビールで食べ物を流し込むような食べ方をすれば
確実に肥満になります。
相撲取りのような体験はこの繰り返しの食生活の結果です。
満腹中枢の制御が食べ過ぎをしないようにすていますが、
昔から「腹八分目、医師要らず」ですから、よく噛めば、病気にならないのです。
日本咀嚼学会が発表したよく噛むようになる12箇条です。
1・1口食べたらは箸を置くこと。
2・玄米、たくあん、固めのパンなど噛み応えのあるものを食べよう。
3・麺類を食べる時はせめて具をよく噛みましょう。
4・食事に時間をかけて楽しく食べましょう。
5・加工食品に依存しないようにしましょう。
6・よく噛んでいるかどうかを気にするようにしよう。
7・自然の恵みなど感謝できる食べ物を食べよう。
8・食事をゆつくり食べれるように時間調整をしよう。
9・子供に噛み応えのあるものを与えよう。
10・学校給食で噛む教育をしよう。
12・歯を大切にしよう。