週刊新潮は第5弾として「食べてはいけないシリーズ」で国産食品をとりあげ、
なかでも「トランス酸脂肪」について特集をしていました。
2011年お米の購入代金をパンが上回り、ついに主食は、パンに主役が変わった年でした。
ところが世界中では禁止されているトランス酸脂肪が大量に日本国内のパンに使用されているのです。
そのトランス酸脂肪の量は半端なものではありません。
また、脂質も大きな問題で、すべて中性脂肪、とくに肥満やメタボ、動脈硬化に直結するものです。
アメリカでは本年6月から使用禁止となっています。
アメリカでは有害物質とされたのです。
マーガリンは心臓疾患リスクが高いといわれますが、発がん物質としても知られているのです。
フランスの研究では、乳がんのリスクが75%も高いというのです。
またアメリカの研究では、トランス酸脂肪、マーガリンを含む植物性油脂の消費量の増加と
がんの増加は比例していることが明らかということで全面使用禁止となったのです。
また認知症のリスクは2.5倍で65歳以上は、
トランス酸脂肪、マーガリンは使用禁止しないといけないとも日本で言われていますが、
老人ホームのメニューをみると大量に使用されたパンが提供されています。
糖尿病、うつ病、女性の不妊、子宮内膜症、流産などのリスクが高いとして、
総エネルギー摂取量の1%未満と勧告しているのです。
しかし、この勧告にもかかわらず日本では、1日2gですから相当、高い数字です。
他にも市販のカレーに多量に使用されています。
レトルトカレーが年間461億円でルーの456億円を上回ったようですが、
このレトルトカレーは、「味覚破壊食品」といわれています。
なぜならばこの中に、タンパク加水分解物、酵母エキス、化学調味料が含まれていて、
食べ続けると味覚障害を起こすのです。
また塩分の過剰を招き、高血圧などのリスクが高くなります。
また、タンパク加水分解物は生成過程でクロロプロパノールという発がん物質が発生するのです。
この週刊新潮記事がいわんとするところは、アメリカで全面禁止というのに、
日本は何をしているのかという告発記事なのです。
昨日も平和堂に買い物にいきましたら、
トランス酸脂肪、マーガリンがたっぷり入ったパンやお菓子、砂糖たっぷり入りの
飲み物を買い物かご2つも買っている主婦を見ました。
まったくノーチェックの日本人の食はこれでいいのでしょうか。