藤樹の宿には過食で傷ついたカラダを何とか修復したいという方も多いのですが、最近は,
むちゃ食い」摂食障害患者としての過食症ではなく、ダイエットをめざしたが途中で挫折し、
結果的にむちゃ食いになったという方も来られます。
むちゃ食いとはどんな状態をいうのかを見てみましょう。
1・他とはっきり区別される時間の間に(例:2時間内に)、ほとんどの人が同じような時間に同じような環境で食べる量よりも明らかに多い食物を食べることです。
2・その間は、食べることを制御できないという感覚(例:食べるのをやめることができない、または自分が何を、またはどれほど多く食べているかを制御できないという感じ)
をいいます。そして むちゃ食いは次のような状態となります。
1・普通よりもずっと早く食べること
2・おなかがいっぱいで気持ちが悪くなるまで食べること
3・生理的な空腹を感じていないときに大量の食物を食べること
4・自分がどれほど食べるかを恥ずかしく思っているために、1人で食べること
5・過食した後、自分に嫌気がさしたり、抑うつ的になったり、強い罪悪感をいだいたりすること
6・むちゃ食いをしていることに対する非常に強い苦痛
7・むちゃ食いは、平均して、少なくとも週に2日、6カ月にわたって起こっている。
先回に書きましたようにむちゃ食いは様々な
精神障害(「大うつ病性障害」、「物質関連障害」、「パーソナリティ障害」)とは
明らかに違いますが、一歩手前の方も多いのです。
ですから藤樹の宿でまず少食ファスティングを体験していただき、
少食でも大丈夫なのだということを体感していただくことからすべては始ります。
その反動はかなりきつくリバウンドは想像以上にきついものなです。
その恐怖を多くの方は知りません。
ですからむちゃ食いになってしまいます。
食のコントロールは一国を治めるよりも困難なのです。
食の欲望に勝てるなどと甘い考えで
安易に急激なファスティングはしない方がいいでしょう。
藤樹の宿は、まず食のコントロールが可能になるようにカウンセリングしますし、
健康講座を持っています。
このことを素直に聞いて実践していただければ、
むちゃ食いは次第に治まっていきます。