今、ドクターの書いた健康本が売れている時代ですが、
特に朝食を食べるのか食べないのか、その意見は真っ二つです。
サイトで比較が紹介されています。
朝食を食べない派
・長時間断食(睡眠中を含む)を続けることにより内臓を休ませることができ、またデトックス効果を期待することが出来る。
・餓死対策として存在する「サーチュイン遺伝子」を活発にさせることが出来、これにより動脈硬化、高血圧、さらにはガンなどを予防できる。
朝食を食べる派
・朝食をしっかり食べることにより身体が目覚め、
睡眠覚醒、体温上昇、ホルモン分泌などにより基礎代謝が向上し太りにくい身体になる。
・朝食を抜くと血糖値が非常に低い状態になり、
そこへ昼食として急に食べ始めると血糖値が急上昇してしまうので、
朝食を食べて血糖値を適度に保つことで病気のリスクを抑えることが出来る。
食べない派も食べる派もいずれも正しいのです。
しかし、私たちは日本人であり、お米の文化でまだわずか78年前の1945年まで
は農民が全職種の9割を占めていたその時まで、
農民は必然的に2食ないしは1.5食だったのです。
農薬も農機具もない農民は、すくなくとも朝は食べている時間がありません。
なぜならばお日様が昇ったらすぐに何も食べずに田んぼに草取りに行ったのです。
農家に生まれた私自身がそれを見て育ってきました。
そして田んぼの草取りを終えて、お日様が真上に来たら、家に戻り昼食を摂りました。
つまり弥生時代から昭和20年まで日本人の大半は朝食べないのが当たり前だったのです。
ですから食べない、食べるのは、どちらでもいいわけではなく、
その前に日本人だということを忘れてはいけません。
お米と発酵文化で2000年の時を刻む日本人は、
いつのまにか朝を小麦粉のトースト、ミルク、ジャムといつ欧米人になったのですか。
私たちは逆立ちしても欧米人ではなく、れっきとした東洋人であり、
お米文化で育ってきたのです。
朝は抜くべきかどうかの前に抜いていた歴史を忘れてはいけないのです。
日本がGHQの戦後政策である対日小麦政策により、お米を食べさせるな、
小麦粉を食べさせ、肉を食べさせろという愚かなマインドコントロールで朝から、
パン付はすでに日本人を止めたことなのです。