朝食を食べる派の最大のポイントは
朝食を食べて血糖値を適度に保持するが食べないと機能が低下し、
脳の機能が低下するという説が主流です。
脳は体全体の2%くらいの重さですが、エネルギーをたくさん使用する器官で、
消費エネルギーは体全体の約2割を使います。
そのエネルギーの根源は、すべてブドウ糖です。
脂肪は一切、使用していません。
たとえばあなたは1日あたり2400㎉を消費するとしましょう。
すると脳はブドウ糖しか消費しませんので1日120gのブドウ糖が必要です。
夕食でブドウ糖60gを食べて補給したとしても、
脳は寝ていても昼間と同じようにエネルギーを消費してしまいます。
ですから夜、就寝中に脳はすべて使用してしまいます。
朝食を食べないと午前中に血糖値が下がり、
脳へのエネルギー供給ができなくなるので、脳の機能低下を招き、
午前中に脱力感が出て、仕事の機能も大幅に低下するというのが
朝食たべる派の根拠なのです。
そのことが戦後、近代栄養学者がマスコミでどんどん流したので国民は、
朝食は食べなければだめなのだと信じ込んでしまいました。
ですから朝、食べるのが辛いと思っていても、
「食べなければいけないのだ」と信じ込んでいますので
無理やり食べて学校や会社にでかけるのです。
そしてマスコミでは、朝食を食べていない大学生は、
頭が悪いというデーターまで提供する始末です。
ですから彼らはいいます「朝食は金である」と。
しかし、果たしてそれが金なのでしょうか。
しかも日本政府は、食育基本法を成立させ、
ある意味では朝食を義務付けるような法案なのです。
20年前にできた法律ですが、
この法案のゆえに設立を却下されたのです。
この理由は、ファスティングはまだ医学的な効果が分からないことと
子供たちの食育に悪い影響を与えるからだというのが愛知県の却下した理由でした。
それでやむを得ずよく噛むことを広げる活動ということで
「カムカム友の会」として申請したら通過しました。
滋賀県に移住したので解散登記しましたが、
果たして滋賀県の対応はどうなのでしょうか。
来年、「日本少食ファスティング協会」を申請する予定でいますが、
まだ愛知県のような食育を盾に拒否するようならば、
法廷で争うことも辞さない構えで申請したいと思います。
さて、朝食を食べる派の論理の根拠であります人間の脳は
ブドウ糖だけをエネルギー源とすることがもし間違っていたらどうなるのでしょうか。
脂肪は一切、脳は使用していないというのは正しいのでしょうか。