少食に移行しますと体は大きく変化していきます。
少食は、ファスティングそのものですから、
日々、少食ファスティングをしていくことなのです。
つまりファスティングの日常化です。
何か日本人はファスティングを特殊なこと、
特別なことをする修行のようなイメージを持っていますが、これは間違いです。
なぜファスティングが特殊なことだというイメージを日本人が持ってしまったのか、
おそらく比叡山のような千日回廊がインパクトを与えたのではないかと思います。
日本にはキリスト教徒もわずか0.4%という超少数ですから、
ファスティングをして祈るような姿を見たことがないのです。
ましてや日本のキリスト教会は、90%のクリスチャンはファスティングをしません。
この理由は、日本教キリスト派だからです。
ですから日本のファスティングは、
先進国から100年(周)遅れとなっています。
その点、韓国は、全国民の35%がクリスチャンですし、
その80%が断食祈祷をしますので、
ファスティングは当たり前の日常化したことなのです。
日本はいろんな意味で特殊な国なのです。
台湾でもクリスチャン人口は全国民の10%を超え、
台湾のキリスト教会は韓国に倣い、断食祈祷院がどんどん建設されていますので、
台湾でもファスティングは盛んです。
日本人が韓国や台湾にはグルメツアーで旅行に行きますが、
いつの日に断食ツアーが組まれる日が来るのでしょうか。
韓国ではどんどんクリスチャンが増加し、教会も1万人教会が普通で、
10万、100万人のメガチャーチがどんどん誕生していくので、
日本の数少ないキリスト教の中でも、
韓国の成長に学ぼうと牧師たちが断食ツアー(教会成長研修所主催で)を組んで、
1990年の初期に韓国のオサンリ断食祈祷院(約3万人収容できる断食施設)
に行かれたようですが、その韓国式断食にはとうてい体がついていかなかったのです。
それは水と塩だけの本格的断食でした。
そこに参加された牧師の体験では、
「韓国人は毎日、3度の食事でキムチを食べているので
体の体質が日本人の私達とは根本的に違うようです。
一緒に行った牧師たちは、2日目から倒れて、横になったまま寝たきりの方が大半でした。
そして二度と断食はしたくない」
ということでした。
つまり大のファスティング嫌いとなってしまったのです。
その結果、日本のキリスト教会は韓国のキリスト教会とは真逆になってしまいました。
信徒数は毎年、減る一方で牧師の数も同様、減少の一途で、
韓国から牧師派遣を要請して助けてもらっている状態です。
韓国のキリスト教会成長の原因は、断食祈祷にあるのです。