少食することを決意して自宅に戻られても周囲があまりにも凄まじい食欲の流れで、
食の誘いに打ち勝つことはほぼ不可能です。
先般もある方からメールがあり、少食のことを友人に話したら、
「人間が生きるとは、食べることに生きがいがある」と失笑されたということでした。
マスコミも日本全体が食べることばかりの大合唱です。
かつてのローマ帝国と同じなのです。
そのようなローマ帝国に食べ過ぎ風潮が蔓延する中で、少数ですが、
その流れに抗して、師(イエス)の教えを守るグループがありました。
それが初期キリスト教会でした。
彼らはまず、イエスが復活された日曜日に礼拝を守り、
その前日まで最低2日間はファスティングをし、
礼拝では、パンとブドウ聖餐式を挙行し、その後、食をともにしていきます。
キリスト教への迫害が厳しくなる中でも継続されていきました。
とくに貧しい人たちを手厚くもてなし、経済的な支えをしていきました。
そのように少数であったキリスト教会でしたが、
300年後にはローマ帝国公認の宗教グループに発展し、
ついにローマ帝国に代わる役割を担います。
この歴史的な事実を見ますと、
今、たとえ少食することが少数であろうとも
少食する人たちの集まりは必要であると思います。
そこで私たち藤樹の宿では
1・一般社団法法人日本少食ファスティング協会を2019年に設立する。
2・藤樹の宿利用者で少食を実践する方たちのグループ「コルナロ会」を発足しました。
そして定期的な集会、勉強会を開催していくことをめざします。
また、少食ファスティングを担う人材の養成をしていきます。
こうして少食ファスティングが今、少数であっても継続的に活動をして、
少食に生きる人たちを支援していきたいと思います。
甲田光雄医師がかつて少食グループを結成しておられましたが、
今、継続しているのでしょうか。
甲田医師が書かれた「あなたの少食が世界を救う」で
そのことを強調されておられますが、私もその意志を継承していきます。
このブログを継続的に読んでいてくださる方、
また、藤樹の宿で少食を体験された方たちの積極的な参加をお願いします。
そして少食が日本に広がっていくことを切願しています。
いつか甲田光雄医師が願っておられたような日が必ず来ることを確信します。
ローマ人への手紙
14:22 あなたは自分が抱いている確信を、神の御前で心の内に持っていなさい。
自分の決心にやましさを感じない人は幸いです。
14:23 疑いながら食べる人は、確信に基づいて行動していないので、罪に定められます。
確信に基づいていないことは、すべて罪なのです。