少食を実践していくのは、決して無理難題ではありません。
ただ継続していく場合、
あまりにも凄まじい食の誘惑に勝てない場合がありますので、
日本少食ファスティング協会を結成して、お互いに支えあっていく必要があるのです。
そして少食ファスティングを指導し、担う人材を養成していかなければなりません。
私はその精神的基盤は、ひとえに聖書にあると確信をします。
宗教としての聖書ではありません。
ファスティングのテキストとして、あくまで聖書を読むことです。
従来のように宗教として聖書を読む場合、
特に日本では、聖書にファスティングのことがかなり書かれてあっても
その宗教の宗派や信条のゆえにみごとにファスティングのことを省いて
牧師が説教するのです。
私はこの2年間、日本キリスト教団今津教会の礼拝に参加していますが、
ファスティングのことに触れた説教は一度もなく、
むしろファスティングを否定しているのです。
ましてやファスティングを実行する信徒は一人もおられません。
そして次世代を担う教会の中心人物が肥満ですし、
牧師もあらゆる病気に罹っておられるのです。
精神的基盤を日本のキリスト教会に求めることは不可能です。
私はかつて23年間も所属した愛農聖書研究会という無教会のグループから、
断食を提唱したゆえに追放されてしまいました。
この苦い経験から、宗教としての聖書はほどほど嫌になったのです。
ファスティングが今、ブームになってきていますが、大半がヨガです。
しかし、ヨガでは真のファスティングを把握することは不可能です。
世界最大のファスティングのテキストは、やはり聖書にあります。
それは何度も引用していますこの聖書の言葉のゆえです。
58:6 わたしの選ぶ断食とはこれではないか。
悪による束縛を断ち、軛の結び目をほどいて/虐げられた人を解放し、
軛をことごとく折ること。
58:7 更に、飢えた人にあなたのパンを裂き与え/
さまよう貧しい人を家に招き入れ/裸の人に会えば衣を着せかけ/
同胞に助けを惜しまないこと。
58:8 そうすれば、
あなたの光は曙のように射し出で/あなたの傷は速やかにいやされる。
あなたの正義があなたを先導し/主の栄光があなたのしんがりを守る。
少食ファスティングを担う精神的な根拠はすべてこのイザヤの言葉にかかっています。