日本の医療費増大の一翼を担うのは「アルツハイマー型痴ほう症」かもしれません。
甲田光雄医師はこの原因は、宿便にあるという指摘をしておられます。
中国の「道書」に「腸の中は清くならなければならない」
また「不老不死を得たいと思ったら腸の中に滓があってはならない」
ということが書かれてあることを紹介しておられます。
これは古代中国でも厳しいファスティングや少食ファスティングで
「宿便がない腸こそ、健康長寿の最大秘訣である」ということにほかなりません。
甲田光雄医師は、
「日本のアルツハイマー研究でその原因はいろんな説がでているが、
宿便だということは誰も気が付いておられない。
これは現代医学の盲点だ」と指摘しておられます。
この指摘の通りで、日本の死因を今もトップ街道を行くガンも同じく、
宿便に原因があります。
老人性痴ほう症が、飽食、美食による宿便の停滞が密接だと指摘される
甲田光雄医師の提言を誰も振り向かず、今もなお介護施設でさえ、
食事を3回も与え、私は実際、何度も入院されておられる食事を見ましたが、
ぜいたくを極めた食です。
少食にすればいいのですし、
今後も日本は動物性タンパク質の主役であります肉を大量に食べるような
飽食、美食を繰り返していくならば、
大量の老人性痴ほう症が、
肉など動物性タンパク65歳以上の3人に1人が認知症患者とその予備軍となります。
そして今、中高年の間には、いつか施設でお世話になることを前提とし、
お金をせっせと貯める高齢者の預金額が、
何と平均で2000万円を超えたという数字が、
総務省統計局の家計調査で出ています。
庶民の感覚からすると「そんなに貯蓄があるはずがない」
というのが実感でしょうが、カラクリはこうです。
統計上、2人以上の高齢者世帯の貯蓄は
「100万円未満が一番多く全体の7.4%を占めています。
ですから「すごくお金をもっている一部の世帯が、平均値を押し上げているので、
平均値をとると2,385万円で残高が2,500万円以上ある人は、
全体の33.4%ということです。
つまり、平均値より少ない人が、全体の3分の2と多く、
平均値より多い人は全体の3分の1しかいないのです。
ですから実際の平均値は、1,567万円となります。
それでも大きな金額で、高齢者世帯は、どのような形で貯蓄を持っているのでしょう。
そして一番多いのは「定期預金」で45.6%と、ほぼ半分を占めます。
次は「普通預金」で19.5%。以下、「有価証券」が17.1%、「生命保険」が17.3%です。
現時点では、定期預金の金利は極めて低く、
お金を預けておいても増えることは期待できませんが、
とにかく預金に依存する根拠は介護施設に入ることを前提にしています。
しかし、それはかなり甘い計算ではないかと思います。
なぜならば介護施設にも限界があるからです。