これまで見てきた温暖化以外にも地球の環境問題は、
具体的には、地球上には、現在、一般的に認識されているのは下記のようなものです。
1.過剰な動物の殺傷、植物の伐採
2.有害化学物質による空気、水、土壌、その他の汚染
3.放射性物質の利用と廃棄
4.オゾン層破壊による紫外線増加
5.急激な温暖化
6.温暖化による洪水、干ばつ、台風の増加、海面の上昇
7.地盤沈下
8.酸性雨
9.砂漠化、森林減少
10.塩害
11.エネルギー、水、食物、その他資源の不足
12.ごみ問題
13.電磁波による健康障害
14.その他の公害問題 (騒音、振動、悪臭、電波障害、光害、日照阻害など)
このリストで明らかなように環境問題というのは、
「人類の活動の結果、周囲の環境の変化によって発生した問題で、
それによって直接もしくは間接的に、人への生命や健康への被害、
地球の生態系の破壊が発生する危険性の大きいもの」といえましょう。
すべてまたはある部分は人間の活動の結果発生したものであり、
人への生命や健康への被害もしくは地球の生態系の破壊に繋がる危険のあるものです。
これらを紹介していけば数限りなくあります。
また、私が最近、気になっていますのは、環境ホルモン問題です。
現代用語の基礎知識によれば以下の通りです。
★環境ホルモン(endocrine disrupters)環境中にある化学物質が生物の体内で、
あたかもホルモンのようにふるまい、生体内のバランスを崩すことが、
近年明らかになった。
これを外因性内分泌攪乱化学物質とよぶ。
環境ホルモンは造語で「学術的に正確でない」との批判もあるが、
一般的にはわかりやすく、その存在を広く知らしめたのもこの名前のおかげ。
現在、約七○種がうたがわれており、ダイオキシンやPCB、
ディルドリンやシマジンなどの農薬、スチレン、フタル酸エステル、
ビスフェノールAなどのプラスチック関連物質、
界面活性剤のノニルフェノールなどがあげられている。
環境ホルモンについてはまだよくわからないことが多いが、
面倒なことはこれまでの化学物質の安全基準よりはるかに低い濃度で
(ときには100万分の1というレベルで)影響が出ることである。
また、これまでの公害病が、
住んでいる地域、摂取する食品や水、就業している職種に由来するものだったのにくらべ、
すべての人に(胎児にはとくに)かかわりなく被害を与えることも、
従来の公害の概念を超えたものである。(現代用語の基礎知識)