日本はこの結果、どのようなことが起こったのか。
このような一文があります。
「日本人はハンバーガーとフライドポテトとコカコーラーを飲食するようになったけれども
金髪になったわけでもなく、ただ生み出されたのは肥満である。
かつての日本には肥満は一人もいなかった。
日本のコメ、野菜、魚、大豆製品などの伝統食は、
世界でトップの健康食であったが、これを日本人自らが捨て去ろうとしている」と。
この肥満の蔓延はガンや糖尿病、心臓病など生活習慣病を大量に生み出すものとなったのです。
悪魔の食卓を生み出していきます。
日本は平均寿命は世界一になりましたが、実は健康寿命との差は10歳の開きがあり、
実態は「病気長寿国」なのです。
ですから1年間の医療費総額が42兆円を超えているのです。
WHO(世界保健機構)の健康定義は、
「完全な肉体的、精神的および社会的幸福な状態であり、単に疾病、病弱が存在しないということではない」とあります。
この定義からだと下記のような報告と照らし合わせると1億総半病人といえます。
1・国民の3人に1人はアレルギー症を持つ
2・健康診断をすると4人に1人が肝機能に異常あり
3・糖尿病は1000万人、予備軍は1620万人
4・メタボ(内臓脂肪症候群)は40歳から70歳で1000万人、予備軍は1020万人
5・国民総医療費は1986年に17兆。そして30年後、42兆円を突破。特に70歳以上では全体の半数を占めている。
日本人の死因は圧倒的にガンです。
男女とも、がんの罹患数は1985年以降増加し続け、
2012年のがん罹患数は1985年の約2.5倍となり、
がん罹患数の増加の主な原因は人口の高齢化だといわれています。
1950年からだと4倍に増加したガンですが、
それは肉の消費量が4倍に増加したのと比例しています。
そして油類の食品が4倍、逆に反比例は、コメの消費量と野菜の消費量です。
つまり肉などの動物性タンパク質は史上最悪の発がん物質といえる(チャイナスタディから)のです。
そしてガンの次は心臓病が肉食に比例して増加し、
しかも男性の70%、女性の83%が疲れを感じるというのですから、
健康破壊が着実に進んでいるといえます。