少食ファスティングを継続するコツは、
自分の生き方そのものを確立することです。
そして後世に何を残していくかです。
後世にお金だけ残して争いを残すような生き方ではなく、
どう生きるかの目標設定です。
今、高齢者の急増で定年を65歳または
70歳引き上げるとか年金支給をそれに合わせる案も出てきましたが、
これは高齢者の福祉、年金、介護などをいかに減らすかという大きな流れで出てきたものですが、
寺島さんは生涯現役とか定年制延長で高齢化支配の到来は極めて危険であり、
健全な社会参加を提言しておられます。
つまり65歳までは家族のための稼ぎであったものから、65歳以降は、
社会に還元する活動、主に奉仕に重点を置く社会の実現提案をされています。
1・農業ジェロントロジー
高齢者が郊外農業をして食糧自給率を上げる。
2・観光ジェロントロジー
高齢者を吸収できる産業は、観光産業だという視点です。
社会参加のNPO・NGOを起業するマネジメントの能力を高齢者から引き出し、参加してもらうこと。
こうした寺島さんならではの提案なのですが、
これはすでに欧米では相当、先に進んでいる高齢者の対策で、
英国の高齢者の孤独化へのアプローチです。
この提言は、私が昨年の「しがビジネスコンテスト」で発表した内容にも
共通点があります。
少しだけ紹介します。
1・高齢者の健康対策としての「少食ファスティング」
2・高齢者のためのガーデンつくり
3・高齢者のための工房を通してのコミュニケーション
4・高齢者のためのスポーツ
5・高齢者のための保険、金融商品
6・高齢者の心のケアー
アメリカでは全米退職者協会が、30年前から取り組み、
成功しているビジネスモデルですが、日本ではまったくできていません。
ボランティアの意味が全く分からない日本では、
やむを得ないことでしょう。