さらに引用をしておきます。
私はこのセブンスディーアドベンチストを特別に擁護しているわけではありません。
日本のキリスト教会では珍しいので紹介してるだけです。
少食も含め、何かの内的な促しなくしては節制はあり得ませんので、
参考にしてください。
2.健康の法則
神がお造りになった世界の特徴は、すべてのことに法則があることです。
健康を保つためにも法則があります。
その法則を理解して、これを実行すれば健康が保たれるのです。
そのうちで基本的なものを次に述べてみましょう。
(1)新鮮な空気・・略・・
(2)日光・・略・・
(3)節制
節制というのは有害なすべてのものを完全にやめ、たとえよいものでも適量に用いることです。
日光浴にしても、過度になれば有害になります。
節制についてパウロは、「すべて競技をする者は、何ごとにも節制をする。
彼らは朽ちる冠を得るためにそうするが、わたしたちは朽ちない冠を得るためにそうするのである。
そこで、わたしは目標のはっきリしないような走り方をせず、
空を打つような拳闘はしない。すなわち、自分のからだを打ちたたいて服従させるのである」
(コリント人への第1の手紙9章25節-27節)といいました。
当時ギリシャで盛んに行われたオリンピックでマラソンの選手たちは、
勝利の月桂冠を得るためには、平常からどんなきびしい訓練や節制もいといませんでした。
このことからパウロはクリスチャンの生活を競走にたとえ、
「朽ちない冠」すなわち神の国にはいる特権をかちうるために、
信仰生活のコースを走っているクリスチャンは、
すべてのことに節制しなければならないと教えたのです。
今日タバコと酒は一般にゆきわたっていますが、これらはいずれも健康に有害です。
オリンピックに出場する優秀な選手たちは、
ほとんど禁酒禁煙を守り、飲食物にも非常に気をつけるといわれています。
イ.タバコと健康
タバコの煙の中には4000種類以上の化学物質が含まれているといわれますが、
そのうちのあるものは、人体を刺激したり、健康に悪い影響を与えます。
最もよく知られているものは、肺がんをはじめとして各種のがんの原因になる発がん物質で、
現在、約40種類が挙げられています。
またニコチンはタバコ特有の物質ですが、
心臓や血管の働きに影響を与えて各種の病気の原因を作ると同時に、
喫煙者をタバコに依存させる中心的な役割を演じます。
喫煙と密接な関係があり、ときには命にかかわる病気は、
がん、心臓病、慢性閉塞性肺疾患、胃・十二指腸潰瘍です。
日本では太平洋戦争後タバコの消費量が急激にふえて、
それと共に肺がんによる死亡が年々増加しています。
昭和22年の肺がん死亡数は668に過ぎませんでしたが、
昭和62年には29,535人で、44倍以上でした。
胃腸や子宮などのがんは、治療法が進歩して死亡数は減少していますが、
肺がんは治療が難しいので、予防のためには禁煙が勧められています。
最近は心臓病も増えていますが、とくに若い人の心筋梗塞が、問題になっています。
彼らのほとんどはヘビースモーカーです。
また、せきやたん、呼吸困難などで苦しんでいるお年寄りは、
若いときのタバコが原因になっていることが多いのです。