日本のアンチエイジング分野でナンバーワン白澤卓二医師が2013年に「白米中毒」を書いておられます。
これから恐ろしい白米中毒について学んでいきますので、その白澤医師のプロフィールを調べてみました。
1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。
1990年同大大学院医学研究科博士課程修了、医学博士。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科 加齢制御医学講座 教授。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。米国ミシガン大学医学部神経学客員教授、獨協医科大学医学部生理学(生体情報)講座 特任教授、日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長、アンチエイジングサイエンスCSO、ライフ・レングス®社(本社マドリッド)科学顧問。
現在は
2017年・お茶の水健康長寿クリニック院長就任
2018年・介護付有料老人ホーム Residence of Hope 館林 開設、白澤美術館館長に就任
とありますが、この「白米中毒」は多くの問題提起をしていますので、
これから要旨を紹介していきます。
まず白澤医師はこの本で白米はソフトドラックのトップだと指摘しておられます。
ハードドラックは覚醒剤、コカイン、ヘロイン、LSDなどをいいますが、
ソフトドラックは、マリファナ、マジュクマッシュルームなど
ハードドラックのような激しい中毒症状がない危険度の低いものをさしています。
しかし、このハードドラック、ソフトドラックの分類はオランダの薬物政策で作られたもので
アルコールやたばこ(ニコチン)はどうなのかということになりますと
どうもハードドラックに匹敵するものではないかといわれています。
タバコの場合、ニコチン依存症という立派な精神疾患です。
またアルコール依存症も同じです。
この依存症は「否認の病気」ともいわれ、自分自身が依存症であることを絶対に認めないために
自分の意志でアルコールを断つことは困難になります。
このアルコールもタバコも中毒だけではなく、健康に大きな害を与えます。
タバコは、肺がん、虚血性心疾患、慢性気管支炎、肺気腫、消化疾患などを増大させます。
またアルコールは、口腔がん、喉頭がん、肝がん、大腸がん、乳がんになる確率がアップします。
この危険性は最近認知されて、
1日に21本以上を吸うヘビースモーカーや
アルコールを1日に60g場を飲む大量飲酒者は減ってきています。
しかし、別のソフトドラックに侵されていることに気が付いていません。