とにかく日本の食卓は精製されたものばかりが食卓に並びます。
白米、うどん、白砂糖、食塩、牛乳、白いパンなどです。
精製されていない黒い食べ物はなぜか並ばないのは、手間がかかるからです。
そこで手っ取り早い白砂糖、食塩、化学調味料、そしてスーパーで買った冷凍食品、中食に依存します。
また昼はハンバーガー、丼ものやうどんの手軽で早い外食。
子供たちはジャンク食品とマイルドドラックがてんこ盛りです。
そして日本列島は、総マイルドドラック中毒患者と化していきます。
幼いころから精製された食べ物による報酬系でその快感を知ってしまい、
もう離れることはできなくなってしまっているのです。
マイルドドラックの主役は、「白砂糖」、「油」、「塩」でこれらはすべて老化を促進し、病気を招きます。
マイルドドラックを放置すれば、生活習慣病のリスクは大きくアップし、
しかし、マイルドドラックの本当の怖さは、「白米」なのです。
藤樹の宿でこの話をしますとまず間違いなく、
日本人の主食は、白米であり、伝統食ではないのか。しかも、日本は平均寿命は世界のトップではないのかと聞かれます。
確かにレストラン、ホテルのバイキング、寿司、カレー、どのチェーン店でも白米、白米で玄米などは、
一度も見たことがありません。
しかし、白米は白砂糖と同じ危険度ナンバーワンなのです。
いうまでもなく白砂糖の恐怖は、脳を破壊することです。
ハードドラックと同じリスクがあるのです。
ジャンクフードはすべて白砂糖の塊です。
血糖値の上昇を防ぎ、穏やかに抑えるには
血液中にブドウ糖をゆるやかに放出する未精製のでんぷんが脳のエネルギー源として最適です。
しかし、徹底的に精製された白砂糖は、摂取量が増加すればするほど、
血糖値を安定させることができなくなり、血糖値は乱高下していきます。
こうなりますと朝が起きることができない、
強い疲労感、うつ症状、気分のコントロールができない。また集中力の欠如、物忘れ、
イライラ、キレる。めまい、ふらつき、悪夢、夢遊病、不安、恐れ、震えなどの症状が現れてきます。
このような血糖値のコントロールができない方の半数は、
確実にうつ、統合失調症などを抱えているという研究結果が出ています。
こうして白砂糖は脳に大きなダメージを与えますが、
これは白砂糖は私たちの体のビタミンとミネラルを使い果たしてしまうからです。
コーヒーや紅茶に白砂糖をかなり入れて飲む方が多いのですが、
脳を活性化するビタミン群は、このゆえに喪失していくのです。
ではどうして白砂糖はこのようなことになるのでしょうか。
白砂糖はサトウキビから白砂糖に精製する過程で大事な栄養素をすべて捨ててしまうのです。