血糖値の安定を維持するのは、クロムというミネラルです。
インスリンの働きを助けてくれる重要なミネラルですが、
サトウキビから白砂糖に精製する過程で98%も失われるのです。
そして白砂糖の消費が多くなればなるほど脳の働きが悪くなると言われています。
そして過剰に摂取しますと
攻撃的行動、不安、多動障害、集中力の欠如、うつ、摂食障害、疲労感、学習障害など
を引き起こします。
脳の活性化には血糖値の安定化が不可欠です。
ゆえに高度に精製された白砂糖、でんぷんを摂取すれば、
酵素の働きで血糖値が急激に上昇し、不安定な様々な症状が続出します。
この仕組みは、血糖値が急激に上がると、膵臓から大量のインスリンが放出されます。
そしてインスリンは、血液中のブドウ糖を高速で取り除こうとして、
血糖値は正常よりもかなり低くなります。そのために脳がガス欠状態になります。
このことにより頭痛、不安、イライラ、疲労、めまい、集中力の欠如、うつが起こります。
そして強烈なストレス状態になり、そのストレスに対抗して、副腎からアドレナリンが放出されます。
そして肝臓に蓄えられていたグリコーゲンをブドウ糖に分解して、血液中に放出してくれます。
すると今度は血糖値が再び上昇し、脳はインスリンショックから立ち直ることができます。
しかし、ここで問題はこの時に放出されたアドレナナリンです。
この物質は怒りを引き起こすホルモンであり、よくいう火事場の馬鹿力というホルモンです。
いわゆる危機的な状態に放出されますので
イライラ、不安、体の震え、心臓のドキドキ、汗をかくなどすべてこのアドレナナリンの仕業です。
ですから脳のガソリン機能を果たしているブドウ糖の供給が不安定な状態になりますと
連動して脳の働きは不安定になり、心も乱れてしまいます。
私たちのからだも心もこの血糖値に大きく左右されています。
このかなめは高度に精製された白砂糖なのです。
そして白米なのです。
血糖値が正常な範囲は、空腹時血糖値で100mg/dl前後)であれば
ブドウ糖は何も悪魔的な働きはしません。
しかし、この正常値を超えると人間の脳と体を有毒化する悪魔化の働きをします。
そして高血糖になれば、体内の過剰なブドウ糖が脳内たんぱく質にひっつき糖化反応を起こし、
たんぱく質が糖化して血液はべたべた、ネバネバ状態になり、
伝達物質はなかなか伝わらなくなり、脳内に炎症を起こします。
そして脳細胞を破壊します。
それがアルツハイマーだといわれています。
血糖値の乱高下から血糖代謝異常へ。
そしてこの結果として肥満、記憶力の低下へ。
そして糖尿病、認知症へと進んでいきます。
現在、日本は糖尿病患者316万6000人、予備軍は全国民の5人に1人なのです。
また認知症は現在、462万人で予備軍は、
65歳以上で4人に1人。2025年には700万人になると予想されています。