3・マクロビオティックの理論通りに実践しようと真面目になるあまり、
視野が狭くなってしまう傾向があるひとたちがいます。
彼らの考え方の傾向として、正しいか間違っているかで物事を判断しているようです。
正しいか間違っているか。この二つが基準なので、
「マクロビオティックは正しい」という判断が入ってしまうと、
「マクロビオティック以外は間違っている」と思いこみ排除しようとします。
現代社会で、マクロビオティックを実践する人達は圧倒的に少数派。
付き合いも悪くなり、家族の中では孤軍奮闘し、孤立していってしまうのですね。
するとますます正しいことに固執して心まで堅くなってしまう。
そうなったら、「マクロビオティック」の良さを全く生かせていません。
むしろ、害になっています。
いったん、食べ物云々よりも、正しさに固執してしまう心を見直して行った方が良いです。
しかし、こういう人達は、精神的に追いつめられるとその原因をマクロビオティックのせいにして、
今度は「マクロビオティックは間違っている」という発想になります。
そして、「かつてマクロビオティックを実践していたけど徹底的に批判している」人ができあがるのです。
マクロビオティックは制限があります。
制限を守ろうとすると、ガマンを強いられることも出てきます。
たとえば、おいしそうなお肉を食べたい。
だけど、マクロビではダメなので食べられないからガマンする。
という体験が積み重なれば、体が何が必要で何が必要でないのかセンサーが働かなくなります。
体は自分の必要なモノを知っていますが、
制限でガマンさせられると体のセンサーがどんどん鈍くなってしまうのです。
それゆえ、体は衰弱し、元気を失い、弱々しくなってしまいます。
マクロビオティックを実践して本来の良さを活かすためには、
マインドセットと本質を知ることが大事だと思っています。
マインドセットは、二元論的な判断をする頭の切り替えが必要ですし、
本質は、生命と自然のつながりを深く知ることで、
「食べる」という本来の意味が腹に落ちて行くのではないかと考えています。
今の時代、健康情報が氾濫。「減塩がよい」や「塩分が足りない」、
「ご飯は体に悪い」「ご飯は体によい」などの真逆の情報が錯綜し、
健康情報を鵜呑みにしていると、本質が見えなくなっている危険な状況です。
マクロビオティックを実践して本来の良さを活かすためには、
マインドセットと本質を知ることが大事だと思っています。
マインドセットは、二元論的な判断をする頭の切り替えが必要ですし、
本質は、生命と自然のつながりを深く知ることで、
「食べる」という本来の意味が腹に落ちて行くのではないかと考えています。
今の時代、健康情報が氾濫。「減塩がよい」や「塩分が足りない」、
「ご飯は体に悪い」「ご飯は体によい」などの真逆の情報が錯綜し、健康情報を鵜呑みにしていると、
本質が見えなくなっている危険な状況です。
【3の解説】
マクロビアンといわれるマクロビ原理主義への批判の一般的な文章です。
マクロビは本来、日本にあった玄米菜食なのでマクロビという宗教化したものでは
視野が狭くなってしまうという批判です。
少数であるとも批判されていますが、マクロビに近い玄米菜食を実行している方は実に多く、
隠れマクロビアンは多いのです。
この世界はまさに超少数者である日本のキリスト者に似ています。
少数はまったく問題だというのではありません。
日本のキリスト者もそれなりに地の塩、世の光として活躍しています。
日野原重明先生のようにです。